ジェミル・チチェキ国会議長は、再選後、憲法調整委員会の面々と会議を行ったところ、「各党首めぐり」の決議が採られた。チチェキ議 長は、今後、委員会が行った作業を含む審議内容を各党首の元に持っていき、委員会メンバーは、党のレッドラインに端を発する障害を取り除くため、党首レベ ルで調整を図ることとなる。
トルコ国会憲法調整委員会は、ジェミル・チチェキ国会議長を長とする会議で、作業の「効果・効率」化に向けた話し合いを行った。同議長は、会議冒頭、憲法に関する作業進捗の要点を述べた。公正発展党(AKP)のムスタファ・セントップ氏は、「本委員会では調整不可能だ。あなた方は、大統領制を言い訳にしている。国籍、母語での教育、[憲法の]最初4条項のような重要議題で合意に至らなかった。」共和人民党(CHP)のアッティラ・カルト氏 は、「重要なのは、信頼の失墜であり、もはや誰もこれを変えることができない」と話した。
合意に至らなかった事項は、調整委員会委員が各政党の「レッドライン」とした項目であると明らかにされ、本件は各党首に意見を求める旨決議された。この決議により、チチェキ国会議長が今後国会を構成する政党党首と会議を持つことになる。本日まで行われた作業を含む審議内容は各党首に持ち込まれる。チチェキ国会議長 は、政党のレッドラインに関する調整を行う。調整が失敗に終わった場合、チチェキ国会議長は各党首に対し「あなたの提案は?」と問う。各党首との会談後、委員会は新たな作業スケジュールを明らかにする。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:30700 )