昨年初めからこれまでに1160人以上が溺死
2013年07月04日付 Jam-e Jam 紙

 イラン法医学庁はイラン暦1391年の初め〔西暦2012年3月20日〕から今年のティール月の初め〔西暦2013年6月22日〕までの間に、1160名がカスピ海で溺死したと発表した。

※訳注:原文のまま訳出したが、下記の記述をみる限り、正しくは「イラン暦で昨年度〔2012年3月20日〜2013年3月20日〕にイラン全国で溺死した人の数(1074人)と、今年に入って最初の103日間でカスピ海沿岸のマーザンダラーン州及びギーラーン州の2州で溺死した人の数(92人)を足すと、1166人が死亡した」となる。なお、イランでカスピ海に面している州はマーザンダラーン州、ギーラーン州、及びゴレスターン州の3州であり、またこれらの州で起きた溺死事故のすべてがカスピ海で発生したとは限らない。

 メフル通信によると、〔今年の〕春の3ヵ月間とティール月の初めの10日間〔2013年3月21日〜7月1日〕の合計103日間で、マーザンダラーン州で63人、ギーラーン州で29人が溺死したという。これらの溺死事故は主に海、それも「海の健全化計画」が行われていない地域で起きている。

 この間マーザンダラーン州で発生した63件の溺死事故のうち55件、ギーラーン州で発生した29件の溺死事故のうち16件が、海の健全化計画が行われていない地域で起きている。換言すれば、春の3ヵ月間と夏の初めの10日間で起きた92件の溺死事故のうち、71件(77%)が「海の健全化計画」が実施されていない場所で発生しているのである。

 マーザンダラーン州の法医学庁の統計によると、1391年〔西暦2012年3月20日〜2013年3月20日〕に同州の海岸で発生した溺死事故のうち98%は、健全化計画の行われていない場所で起きたという。

 昨年、国内では1074件の溺死事故が起きており、これらの死亡事故のうち215件(全体の20%)はマーザンダラーン州だけで発生したものである。この数字に、ギーラーン州で発生した107件とゴレスターン州で発生した45件を足すと、カスピ海沿岸の州で発生した溺死事故の合計は367件に達する。

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( 翻訳者:8411011 )
( 記事ID:30772 )