ハマダーン養蜂家連合会長:「砂塵と干ばつでハチミツのない巣だけが残された」
2013年07月10日付 Jam-e Jam 紙


【ジャーメジャム・オンライン】[テヘランの北西部に位置する]ハマダーン州養蜂家連合会長は、今年の蜂蜜生産量の減少を懸念し、「蜂たちは砂塵のために方向を見失ってしまい花の蜜を見つけられずおり、現在、われわれは蜂蜜収穫量の著しい減少に直面している」と語った。

アブドゥルハミード・ゴドラティー会長は、イラン学生通信のインタビューの中で次のように述べた。

今年は、干ばつと蜜蜂の方向感覚を混乱させる砂塵によって、蜂蜜生産量の減少を余儀なくされており、このことが養蜂家らにとって懸念と損失の原因となっている。

同会長は、さらに以下のように説明した。

2007年から、蜂たちは「スィー・スィー・リー病」(訳注:CCD病[※]の誤植と思われる)に見舞われるようになり、同様の状況が相変わらず続いている。さらに今年は、気温の上昇、干ばつ、そして砂塵などが、養蜂家らが抱える問題を数倍にも増加させた。

※CCD病:蜜蜂の巣に女王バチと幼虫のみを残し、成蜂(働きバチ)が一夜にして大量に失踪する現象。2006年からアメリカ、欧州などで広く見られるようになる。(蜂群崩壊症候群Colony Collapse Disorder)

さらに、ゴドラティー会長は、こう続けた。

養蜂農家は一年間、蜂の飼育費用を捻出しつつ、干ばつに直面し大きな損害を受けた。蜜蜂そのものに害が及ばないとしても、蜂たちは蜂蜜を集めず、蜂蜜のない蜂の巣だけが残っている。

また同会長は、「蜂たちは砂塵のために方向感覚を失い、花の蜜を見つけられずにおり、目下われわれは、蜂蜜生産量の顕著な減少に直面している」と述べた。

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( 翻訳者:8411011 )
( 記事ID:30800 )