財務省、コチ財閥系ガス会社に突然の調査
2013年07月24日付 Radikal 紙


昨日財務省と警察関係者が税務調査のため、コチ財閥傘下のTüpraş とAygazの2社を突然訪問した。

財務省チームは昨日コチ財閥系の会社2社に対し、突然税務調査を開始した。最初にイスタンブル産業機構(İSO)のトルコの大企業500社リストで先日1位となったトルコ石油精製社(Tüpraş)に警察関係者と共に向かった財務省チームは、次に500社リストの10位以内に入っているAygazエネルギー会社でも調査を実施した。
Tüpraşで行われた調査が財務省の税務調査であること、警察も燃料密輸関連調査のため財務省チームと行動を共にしたと明らかにされた。Tüpraşから世論啓発プラットホームに対し行われた説明では、「税務調査機関より我が社で原油、製品、半製品、マーカー、鉱油、その他生産品に関し実際の棚卸表、マーカー検査と税務調査が開始された」とされる一方、アイガズは発表で「財務省の税務調査機関が我が社で税務調査を開始した」と報告した。

調査に関する財務省の発表では、税務調査機関によって裁判所の決定に従い、いくつかのの納税者の本社で任意調査活動が実施され、この件に関する詳細な情報は公開できないとされた。

■財務省「多くの分野で調査されている」

また財務相の発表では、「さらに、納入義務のある税金の正確さを調査、確認、確実にする目的で、『税務調査機関2013年活動計画』で2013年に行われる税務調査に関する一般的な戦略が明らかにされ、多分野に渡り税務調査が開始されています」と述べられた。

■コチ財閥の株に大きな損失

Tüpraşに対し行われた突然の調査は昨夕報告された。財務省の調査が発表された後、Tüpraşの株式とエネルギー投資株式会社を通じ主要株主のコチ 財閥のKCHOLの株価が下落した。Tüpraşの株価が深刻な下落を見せる中、1日で3.93安の9.3リラで取引を終了した。

一方で燃料密輸の定期調査はエネルギー市場調整機構(EPDK)が組織している。警察、財務省、沿岸警備隊といった機関もこの調査に参加することもある。 しかしEPDK関係者はTüpraşに対する調査が定期調査プログラムとして行われているわけではないと強調した。この間産業省の調査スタッフによると Tüpraşの施設では国内マーカー調査が行われ、採取されたサンプルはトルコ科学技術機構(TÜBİTAK )に送られることがわかっている。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:30940 )