シリア:ダマスカス県および同郊外県での軍と反体制武装集団の戦闘続く
2013年07月26日付 al-Hayat 紙

■ダマスカスの軍事飛行場で爆発「シャリーア委員会」が東部の第55旅団本部に突入

2013年7月26日『ハヤート』

【ロンドン:本紙】

ダマスカス南部のマッザ軍事飛行場で昨日大きな爆発が発生し、煙柱が上がった。同時に、首都近郊のジャルマーナー市で爆弾が仕掛けられた車が爆発、またヤムルーク難民キャンプにある野菜市場近くに迫撃砲が着弾し、幼児を含む4名が死亡した。さらに「シャリーア委員会」の戦闘員がシリア北東にある正規軍の第55旅団本部を制圧した。

「シリア人権監視団」によると「ジャルマーナー市郊外のスユーフ広場で、爆弾が仕掛けられた車が爆発」7人が死亡、30人以上が負傷、また「爆発現場周辺では、物的被害と火災に見舞われた」。一方、複数の活動家は、ダマスカス南部のマアダミーヤ市近郊に位置するマッザ軍事飛行場でも爆発が発生したと述べた。同市は激しい砲撃に曝されており、活動家のなかには、ヘリコプターと燃料庫が炎上したと話した者もいた。

一方、同監視団によると、軍はダマスカス東部のバルザ地区の農園とカーブーン地区を砲撃、反体制派によると「自由シリア軍」戦闘員が、カーブーン地区近くの重要な軍事拠点を制圧したという。カーブーン地区では昨日、(軍が)同地区を制圧しようとするなかで衝突が生じていた。カーブーン地区は、ダマスカスと東グータの兵站線を結ぶ場所に位置している。さらに、バルザ地区に近いマサーキン・バルザ地区にある「科学研究センター」が砲撃を受けるとともに、マシュルーウ・ドゥンマル地区では車に仕掛けられた爆弾が爆発した。このほか、軍は首都にあるシャーグール地区、ルクン・ディーン地区で逮捕摘発活動を行い、ダマスカス東部のアッバース地区とジャウバル地区にある「教員施設」に発砲した。また首都南部のサフヤーナー地区に迫撃砲が着弾した。

(後略)



シリア情勢に関しては「シリア・アラブの春(シリア革命2011)顛末記:シリア情勢(2011年~)」も参照ください。

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( 翻訳者:美濃はるか )
( 記事ID:30975 )