エジプト:300トンのゴミ拾い
2013年07月28日付 Al-Ahram 紙


■300トンのゴミ
■カイロ清掃美化機構がデモ実施地区でゴミ拾い

2013年7月28日『アハラーム』

【アブドゥルハーディー・タンマーム】

カイロ公共清掃美化機構は、民衆による金曜日のデモ行動の終了後に大規模キャンペーンを実施し、デモ隊によっていたるところに残された約300トンのゴミを拾った。デモは、前大統領支持派と革命および7月(訳注:原文まま、6月の間違いか)30日後の体制支持派の両陣営により行われ、前者は「判定の金曜日」、後者は「委任と反テロリズムの金曜日」とデモを銘打った。

同機構は大規模キャンペーンをラ―ビア・アダウィーヤ広場の信号付近、その分岐路のナスル通り、タイヤラーン通り、ユースフ・アッバース通りで行った。キャンペーンでは、12台の4トントラックと12の清掃部隊と2台の集荷機を動員した。

また同キャンペーンでは、95トン以上のゴミが集められた。特にゴミや食べ残しはアブドゥルアズィーズ・ガーウィーシュ中学校周辺地域で収集され、ゴムタイヤの燃え残りはナスル通りの演台の前で拾集された。

またタハリール広場とアブドゥルマンアム・リヤード広場とそれぞれの分岐路であるカスル・ニール橋とヒルトン・ホテル前のコルニーシュ・ニール通り、カスル・ニール通り、タルアトゥ・ハルブ広場、バーブ・ルーク広場でも大規模キャンペーンは行われた。そして、結果として80トン以上のゴミが集められた。

また大統領宮殿周辺の分岐路でのキャンペーンでは、12の清掃部隊と12台の4トントラック、2台の集荷機と2台の給水車が清掃を行ない、95トン近くのゴミや空き箱を拾った。さらに、ミーラグニー通りやハリーファ・マアムーン通り、バグダード通りや革命通りといった大統領宮殿周辺の通りの清掃を行った。そしてデモによって出たゴミを拾集し、それらの地区の完全な清掃と、歩道や植え込みの洗浄を行った。

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( 翻訳者:今井花南 )
( 記事ID:30986 )