2015年の地域ごとの大型ショッピングセンター見込み数調査の結果によると、南東部において2010年時点では7だった大型ショッピングセンターの数が、2015年には19にまで増える見込みだ。
トルコ各地の2015年における大型ショッピングセンターの見込み数を明らかにしたKDMショッピングセンター賃貸管理コンサルティングが行った調査によると、2015年の終わりには、営業を行う大型ショッピングセンターの数が54の県において372に達する。同じ時期に賃貸可能な土地の合計は1200万平方メートル、1000人あたり賃貸可能な面積は157平方メートルに達した。
■トップはイスタンブル
調査は、大型ショッピングセンターの数と貸出可能な土地が最大となるのはイスタンブルだということを示した。イスタンブルには、2015年に125の大型ショッピングセンターと合計で460万平方メートルの貸出可能な土地ができることになる。調査によると、人口密度が最も高いイスタンブル、アンカラ、イズミル、アダナ、ブルサは大型ショッピングセンターの全面積の56%を占める。
■クルド問題解決プロセスの影響
調査においては、2015年における地域ごとの大型ショッピングセンターの見込み数も調べられた。これによると、クルド問題解決プロセスの影響によって、南東部にある大型ショッピングセンターの数は2010年時点の7から2015年には19にまでになると期待されている。東アナトリア地域にある大型ショッピングセンターでさえ2015年には9つになる。他の地域に目を向けてみると、黒海地域の大型ショッピングセンターの数は2015年に19に、エーゲ海地域では48に、内陸アナトリアでは63に、地中海地域で33そしてマルマラ海地域においては178に達する。
■年末には50の県に大型ショッピングセンターが
調査によるとトルコ全土で2013年末には50の県で320の大型ショッピングセンターが開業することになる。加えて賃貸可能な土地は940万平方メートルであり、1000人あたり貸出可能な土地としては125平方メートルになると予想されている。トルコにおいて2014年末には合計54県で348の大型ショッピングセンターが存在することになる。合計の賃貸可能な面積は1060万平方メートルで、1000人あたりの貸出可能面積は138平方メートルとなる。イスタンブル全土に目を向けてみると、1000人あたり1829平方メートルの面積が賃貸可能であるバクルキョイ郡がトップで、バクルキョイ郡の後はベイリッキドゥズ郡の1348平方メートル、ベシクタシュ郡の922平方メートル、シシュリ郡の818平方メートルと続いている。
アナトリア側とヨーロッパ側を比較すると、アナトリア側は21の大型ショッピングセンターと64万2000平方メートルの賃貸可能面積がある。一方のヨーロッパ側は、70の大型ショッピングセンターと230万平方メートルで、アナトリア側の3.5倍の広さとなっている。
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( 翻訳者:村澤歩 )
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