シリア:反体制派はダルアー市郊外の村を制圧、包囲下のヒムス市に砲撃
2013年08月02日付 al-Hayat 紙


■シリア:反体制派はダルアー市郊外の二つの村を制圧…包囲下のヒムス市各所に激しい砲撃

2013年8月2日『ハヤート』

【ロンドン、ベイルート:本紙、AFP】

シリア反体制派戦闘員らは昨日(1日)、ダルアー県郊外にある二つの村を制圧した。この制圧は、政府軍の兵士らがそれらの村からの撤退を強いられた後になされた。一方、包囲下にあってかつ反体制派の支配下にあるヒムス市の旧市街各所は、政府軍による激しい砲撃にさらされた。

「シリア人権監視団」は「複数の戦闘大隊が西部のダルアー県郊外にあるアイン・ズィクル村とアブダリー村を制圧した。これは、政府軍がバッカール村の方に撤退した直後のことだった。またそれと並行して、当該地域で爆発音が響いたが、爆発物の種類は分からなかった。他方、ハーラ市の諸地域は政府軍の迫撃砲による砲撃を受けたが、人的被害は生じなかった。それと同時に、同市の南部地区は戦闘機による空爆を受けた」と述べた。

昨日夜明け頃、複数の砲撃がダルアー市ダルアー・バラド地区に着弾したが、人的被害に関する情報は流れなかった。同様に、ダルアー県郊外のタスィール市、シャジャラ市、ワーディー・ヤルムーク市といった複数の町や村が、水曜日(7月31日)から木曜日(1日)にかけての深夜、政府軍の砲撃を受けた。

ヒムス市では「シリア人権監視団」が旧市街各所に対して行われた激しい砲撃について報告した。その報告によると、民間人2名が殺害され、その内1名は子供だったとのことであり、また旧市街の周縁部では複数の衝突が発生したとのことだ。同様に、隣接するワアル地区も政府軍による砲撃を受けた。これらの政府軍は、その共鳴者である「愛国防衛隊」の支援を受け、同地区を支配している反体制派戦闘員らと衝突している。

(後略)

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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:31047 )