シリア政権はラタキアで大打撃を受け、政府軍はダマスカス郊外での化学兵器の使用を拡大
2013年08月06日付 al-Hayat 紙

■シリア政権はラタキアで決定的な打撃を受け、政府軍はダマスカス郊外で再び化学兵器を使用

2013年8月6日『ハヤート』

【ベイルート、ロンドン、ダマスカス:本紙、AFP、AP】

シリア反体制派は、バッシャール・アサド大統領の属するアラウィー派の大多数の本拠であるラタキア県郊外の4つの村を制圧し、政府に決定的な打撃を与えた。一方、政府軍はダマスカス郊外のアドラー市での爆撃で再び化学兵器を使用した。

「シリア人権監視団」は「反体制派の戦闘員はラタキア郊外に進軍し、アラウィー派が大多数を占める4つの村を制圧した」と述べ、政府軍が激戦の末、バイト・シャクーヒー村の支配を取り戻したことも示唆した。

またシリア人権監視団は「少なくとも戦闘員20名が殉教し、政府軍兵士と政府軍支持武装者32名がその戦闘で死亡した」と付け加え「政府軍と国防軍、そしてそれらを支持する複数のバアス旅団は件の地方へ援軍を送った」と説明した。

シリア人権監視団代表のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、戦闘が展開されたシリアの海岸沿いに広がる同県北部のジャバル・アクラード地方とジャバル・トゥルクマーン地方はアラウィー派とスンナ派から混成されており「そのため、抗争が宗派的性格をもつのを回避することはほぼ不可能である」と述べた。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:坂田優菜 )
( 記事ID:31093 )