シリア:「自由シリア軍」、アレッポ市「クワイリス」飛行場を襲撃
2013年08月09日付 al-Hayat 紙


■シリア:「自由シリア軍」、アレッポ市「クワイリス」飛行場を襲撃

2013年8月9日『ハヤート』

【ロンドン:本紙】

「自由シリア軍」戦闘員らは、アレッポ市郊外の「クワイリス」軍事飛行場を襲撃した。この襲撃は、シリア北部にある近隣の「マンナグ」飛行場を同戦闘員らが完全制圧した2日後に実行された。他方、反体制派戦闘員らは、ラタキア県郊外にあるバッシャール・アサド大統領側の政府軍拠点の複数を砲撃した。同地域は空爆にさらされ、この空爆はこれらの戦闘員らが海岸地方に進軍するのを防ぐために行われた。政府軍は国内のさまざまな地域で砲撃を続け、ラッカ市に対して地対地ミサイルを発射した。同市はシリア北東部に位置し、反体制派の支配下にある。

「シリア人権監視団」は、反体制派戦闘員らは昨日(8日)クワイリス軍事飛行場を襲撃し、それにより飛行場を囲む壁の内部で、政府軍との衝突が生じたと報告した。また同監視団は「自由シリア軍」の戦闘員らが(政府軍)指導部の建物とその他複数の建造物を燃やすことに成功したと報告した。これらのことは「政府軍兵士複数名の殺害、およびミサイルと迫撃砲を用いて武器貯蔵庫を狙い、破壊したこと」に関しての報告の中で伝えられた。

これらの進展は「自由シリア軍」がアレッポ市郊外の「マンナグ」飛行場を完全制圧してから2日後に生じた。また、反体制派が先の2月に「飛行場解放」に向けた戦闘を表明し、そこにはタフタナーズ飛行場の制圧、イドリブ県郊外にあるアブーッズフール飛行場の包囲、および「マンナグ」飛行場の制圧と「クワイリス」飛行場の包囲が含まれていたことが知られている。

「監視団」は、マアーラ・アルティーク市の市民3名が政府軍の砲撃の結果殺害されたと報告した。この砲撃は、アレッポ県東部のサフィーラ市西部および北部地区、そして同県郊外のマーイル市の諸地区を狙ったものだということだ。また同監視団は、これと並行して複数の戦闘大隊がニブル村とザフラー村を標的にしたと報告した。両村にはシーア派市民が居住している。同監視団によると、その結果、政府軍およびそれに近しい「人民諸委員会」と、両村周辺に駐留する反体制派戦闘員らの間で激しい衝突が生じ、多くの死傷者が出ることとなった。

(後略)

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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:31121 )