■世界経済における4兆ドルのイスラーム・マネー
【ドバイ:ダラール・アブーガザーラ】
イスラーム経済の総額は4兆ドルを超え、イスラーム・マネーの投資活動が全世界ほとんどの金融機関にとって関心の対照となっている中で、ドバイ首長国は中東におけるイスラーム・マネーの新たな融資・投資機会を探るため「イスラーム経済国際サミット」の開催準備を進めている。今年11月に予定されている国際サミットは、世界の商業銀行におけるイスラーム・マネー預金高は間もなく1.5兆ドルを超えるだろうとの見通しの中で開催される。
イスラーム金融業は依然世界的に力強い成長を見せており、諸工業レポートは、サウジアラビア、マレーシア、アラブ首長国連邦がイスラーム系資産運用の三大市場を形成していると指摘した。アーンスト・アンド・ヤング所属のイスラーム金融センターが発表した最新の評価によると、GCC諸国の商業銀行におけるイスラーム・マネー預金高は、2011年3,900億ドルから2012年末4,450億ドルに達し、2013年もほぼ同じペースでプラスに推移していくと予測している。
この国際サミットは、ドバイ首長国をイスラーム経済の中心地にするためのワン・ステップにする方向で準備されており、またさまざまな経済観測筋が、イスラーム金融が国際金融界で最も急速な成長を遂げた後にイスラーム・マネーの全世界の銀行における預金高は2015年明けに1兆ドルの大台を超えるだろうと予測している中で開催される。
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( 翻訳者:田村颯 )
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