サッカースター選手のエジプト騒乱ラービア・サイン、国会で問題に
2013年08月23日付 Milliyet 紙


CHPガーズィアンテプ県選出議員のアリ・セリンダー氏は、サッカーフェネルバフチェのエムレ・ベロズオール選手とリゼスポーツのセルジャン・カヤ選手が ゴール後、”ラービア”のサイン(4本指を立てるサイン)をした事に触れ、青年スポーツ省のスアト・クルチ大臣へ、「このサインには政治的意味があるのではないか。あるとすれば、この2人の選手に対し調査を検討しているのか?」と質問した。

CHPのセリンダー議員は、クルチ大臣の回答を望むととともにトルコ大国民議会議長に提出した質問書において、「青年スポーツ大臣としてあなた自身や、多くの政府関係者による、『スタジアムを暴力や、政治的デモンストレーションの場として利用する者、サッカーサポーターらの間に政治的不和を持ち込む者は、その行為に対する法的代償を払う』との発言が報道された後、再度あなた方により『スポーツ取締官が競技を監視することになっている。彼らが直接見て、報告書が映像の前に提出される。また誰がどの席に座っていたかを確認するため、電子チケットを導入する』との発言があった」と述べた。

セリンダー議員はクルチ大臣に、以下の質問をした:「この発言後、コンヤスポーツ対フェネルバフチェの試合をはじめとする全ての試合で”ムルスィーの写真がプリントされたマフラー”と”ラービア”のサインが印刷された段ボールが配られたが、これは政治活動なのか?もし政治活動ならば、これらが配布されたスタジアムとクラブの運営者について、調査を開始させることを考えているのか?AKPのムスタファ・アクシュ議員はコンヤスポーツとフェネルバフチェの試合の間中このムルスィーのマフラーを身に着けて観戦し、その写真や映像が報道された。ムスタファ・アクシュ議員はムルスィーのマフラーで、政治的なメッセージを伝えたのか?フェネルバフチェのエムレ・ベロズオール選手とリゼスポーツのセルジャン・カヤ選手はゴール後”ラービア”の意味を持つサインをした。このサインには政治的な意味はあったのか?あるとすれば、この二選手について調査を検討しているのか?スタジアムにカメラや電子チケットを導入することで、誰がどの席に座っていたか確認するなどの措置は、スポーツ観戦者の管理や個人的自由の制限にならないか?このような措置による、全ての人が潜在的犯罪者であると宣告されるような状況は、人権に反し、自由の制限という結果を生み出すのではないか?」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:藤田昌弘 )
( 記事ID:31260 )