女児殺害犯、衆人環視の中で処刑
2013年08月22日付 Jam-e Jam 紙

【事件部:マアスーメ・マレキー】7グラムの金〔のアクセサリ〕を女児から盗み、彼女を殺害した男が昨日、衆人環視の中でタブリーズ県アーナーハートゥーン地区にて絞首刑に処せられた。

 ジャーメ・ジャム紙の報道によると、昨年デイ月21日〔=2013年1月10日〕、ある男性がタブリーズ刑事警察の元を訪れ、6歳になる娘が行方不明になったと訴えた。

 この女児の父親から事情を聴取したところ、女児は買い物のために外出したまま、戻らなくなったとのことであった。家族による懸命の捜索も、功を奏しなかった。行方不明の女児捜索に向けて、本件の捜査が始まった。その一方で、女児の家族も行方不明に関するチラシを自宅周辺で配布したり、〔掲示板等に〕貼付したりすることで、市民の協力を求めた。

ナゾの連絡

 行方不明の女児捜索が続けられる中、デイ月25日〔=1月14日〕、正体不明の男から家族の元に連絡があり、子供の遺体を通りに捨てたと伝えてきた。この連絡を受け、両親は刑事警察の元を訪れ、事情を伝えた。

 捜査官らは遺体を捨てたと言われた場所に向かい、そこで行方不明の女児の遺体を発見した。捜査の結果、女児からは金〔のアクセサリ〕が盗まれていたこと、女児の遺体は死後数日が経ったものだったことなどが分かった。捜査官らによる捜査が続けられ、その結果、被害者家族の元に連絡した男が逮捕された。被害者と同じ地区に住む男だった。

恐るべき供述

 容疑者は刑事警察に、事件のあった日、帰り道が分からなくなった女児の姿を見かけ、金〔のアクセサリ〕を盗もうと彼女を自宅に連れ込む衝動に駆られたことを供述した。

 取り調べの続きで、容疑者は7グラムの金を女児から盗んだあと、彼女の首をスカーフで絞め、遺体を麻袋に入れて、数日間自宅に置いたこと、その後遺体を通りに捨た上で、女児行方不明に関するチラシを見て、家族の元に電話連絡し、遺体の場所を伝えたことなどが分かった。

 自供と犯行現場の再現の後、容疑者は収監された。起訴状が発行され、本件は東アゼルバイジャン州刑事裁判所に移され、裁判の結果、被告には犯行現場での処刑が言い渡された。判決が最高裁判所で支持されると、受刑者の身柄は判決執行局に移された。そして、市民の怒りを買ったこの恐るべき殺害犯は昨日、タブリーズ・アーナーハートゥーン地区にて、絞首台に吊された。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:31277 )