ヨルダン:シリア国境地帯にパトリオット・ミサイル、ヨルダン軍は「厳重緊急令」下に
2013年08月28日付 al-Hayat 紙

■ヨルダン:シリア国境地帯にパトリオット・ミサイルが配備され、ヨルダン軍は「厳重緊急令」下に置かれた

【アンマン:ターミル・サマーディー】

ヨルダンの複数の高官筋は昨日(27日)、本紙に対して、バッシャール・アサド体制への軍事攻撃の時期が迫っている一方、シリア国内におけるさまざまな事態の進展に応じて、ヨルダン南部砂漠地帯の一隅にあった欧米の軍事部隊がここ数日間のうちにヨルダン・シリア国境地帯へ移動していると語った。

いずれも匿名を条件とするこれら情報筋が明らかにしたところでは、欧米軍事部隊の第一義的な任務は、シリア化学兵器貯蔵地の制圧に有利ないくつかのシリア地域への進入路を確保することにあるという。

さらにそれらの高官筋は、シリアへの軍事攻撃が、基本的には戦艦による砲撃、空爆、ミサイル攻撃によって、シリア南部と北部における隔離地帯の設置をめざして行われようとしており、攻撃に先立って、ヨルダンにも地上でのいくつかの支援策が求められるはずだと明らかにし、アンマン政府がすでにその支援策供与の準備に取りかかっていることを確認した。

ヨルダンの支援策供与に関して、軍の高官筋は本紙に対し、ヨルダン軍はアメリカから入手したパトリオット・ミサイルの砲台をシリアとの国境地域に先週配備したと語り、またヨルダンが王国領土防衛のために航空機迎撃兵器を一部の湾岸諸国から入手したことを示唆した。

同軍高官筋は、ヨルダン軍はシリア国境地帯のヨルダン北部から東部に対して最厳重段階の緊急令を義務づけており、国境地帯に配置した数千人のヨルダン軍兵士には防毒マスクを装着させたことを明らかにし、ヨルダン軍が国境地帯の軍パトロールを著しく強化し、将校や兵士への休暇許可まで取り消すというような極度に厳重な緊急令を義務づけたのは、シリアでの民衆蜂起開始以来はじめてのことであると述べた。

ヨルダン首相府は昨日、全閣僚出席による緊急閣議の直後、シリア情勢の進展に即してヨルダン公的機関はあらゆる対策を準備すると表明し「ヨルダンはシリアの政治的解決とともにある」と述べることでその決意をあらたにした。同時に首相府は、ヨルダン王国の軍・治安機関が「祖国の安全と国家の最重要利益を守る力を備えている」と述べた。

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( 翻訳者:谷山ひかる )
( 記事ID:31288 )