エルドアン首相、中東工科大抗議に反発「いやなら、森で暮らせ」
2013年09月19日付 Radikal 紙
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、公正発展党(AKP)の郡支部代表と(党所属の)地方市長らの会議で演説した。首相は、抗議行動をする中東工科大の学生らに対し、「木がほしければ、森で暮らせ」と述べた。
以下が首相の談話の要旨。
我々は、2014年3月の選挙でこれまでやってきたこと、そしてこれから始めるプロジェクトを訴える。このアドヴァンテージを、人々に示さなければならない。もう皆がしっているからという構えではいけない。他の党は、「(AKPは)与党というだけだ。やったのは、道路整備局だ。我々がちゃんといわないから、市がやったなどという」といって、彼らに投票することになる。我々は、ここ11年間にやってきたことを語るのだ。我々は、見えない地下で働くような組織だ。インフラ整備を、最新鋭のやり方で進める組織だ。
■「行って、森で暮らせ」
ビルケント市病院の起工式に向かう途中でみたプラカードについては語ったエルドアン首相は、「そのプラカードには、『道はいらない、森がほしい』と書いてあって。彼らに言いたい、トルコには森はいっぱいある。望むなら、行って森でくらせばいい」と述べた。
「10年間そうであったように、今後も国民への奉仕をつづけ、反対するものとの戦いを続ける。我々は道路建設をあきらめない。ご覧なさい。きれいに作られた、あのすばらしい陶製の飾りを、あの連中はめちゃくちゃにしてしまった。彼らはそれをすればいい、しかし、民衆はそれをみて、教訓をえなくてはならない。」(中略)
■「前は緑があったのか?」
「タクスィム歩道化計画の第一段階は終わった。しかし、緑が足りないなどという。そもそも、あそこは道で、緑の木はなかったではないか。我々はみなさんを車の排気ガスから守ろうとしているのだ。我々は、これを全体として、ひとつのプラン、計画として続けていく考えだ。しかし(反対する連中には)そのような考えがない。90分のゲームと延長戦がある、どうなるかみてみよう。」
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:渡辺夏奈 )
( 記事ID:31477 )