チュニジア:ALESCO、ヨルダンのシリア難民学生への支援を要請
2013年09月20日付 al-Hayat 紙

■ALESCO、アラブ諸国に対してヨルダンにいるシリア難民学生への教育支援を呼びかける

【チュニス:AFP】

アラブ連盟教育文化科学機関(ALESCO)は、アラブ諸国に対してヨルダンに避難している7万人以上のシリア人学生の需要を満たすため必要な教育支援を呼びかけた。

ALESCOは声明において「ALESCOは国民、政府、関係省庁、機関、組織、民間団体(NGO)などを含むすべてのアラブ人に、教育省を代表とするヨルダン政府への援助を要請する。7万人を超えるアラブ・シリア人民の学生をヨルダンの難民キャンプや学校に迎え入れるのに必要な教育上の需要を満たすのに貢献するよう要請する。シリア人学生は、今後数カ月で増加する見通しである」と発表した。

ALESCOは特に「教科書の印刷、化学実験室、パソコン、勉強机、文房具、一部の教室や学校の建設、教員や指導者への賃金や報酬の負担、教師やカウンセラー、ソーシャルワーカーの養成などの支援」を要請した。また「キャンプ地の学校への教師陣の充分な交通手段」も要請した。

チュニジアに本部がある同機関は「諸般のキャンプであれ、ヨルダン全国の学校であれ、シリア人学生の受け入れやさまざまな教育段階への編入で、ヨルダンの教育機関が苦しめられている多大な圧力」も指摘した。

ALESCOはアラブ諸国連盟に属しているアラブの機関で、教育、文化、科学に関心がある。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:谷山ひかる )
( 記事ID:31490 )