イラン・イラク戦争の様子をテヘランで再現へ:「聖なる防衛」週間で
2013年09月24日付 Jam-e Jam 紙


 「聖なる防衛」週間〔※〕の期間中、ヴェラーヤト公園にて、ラマダーン作戦の再現が行われる。これによりテヘラン市民は、間近で戦争の現実を見て、それを実感することができるだろう。

※訳注:「聖なる防衛」は1980年から8年間続いたイラン・イラク戦争のことで、開戦日に当たるシャフリーヴァル月31日(西暦9月22日)からの1週間は「聖なる防衛」週間と命名されている。

 この再現は革命防衛隊「預言者ムハンマド」隊の「ザフラー」旅団によって、日没前の1時間に行われる。

 イラン国営通信によると、革命防衛隊のホセイン・ファラーハーニー大佐はこのことについて、「ラマダーン作戦を再現するにあたっては、この作戦の細部、特に大隊への敵の襲来、地雷原の突破、敵の攻撃に対する防衛、救援活動、1対1の戦闘などが実演される」と述べた。

 ザフラー旅団調整担当副司令官の同氏はまた、ラマダーン作戦の再現は今回で2年目だとした上で、「パラモーター、パラシュート降下、航空写真の撮影、スカイダイビングなども、聖なる防衛週間での演習のプログラムとして組まれている」と述べた。

 ファラーハーニー氏はさらに、「観客がみるための特別観覧席も用意されており、近くからラマダーン作戦の実演を目にすることができるだろう」とも語った。

 ラマダーン作戦は61年ティール月24日〔1982年7月15日〕に実行され、同年のモルダード月7日〔7月29日〕まで続けられた。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:31514 )