KCKジェミル・バユク「政府に一歩がなければ、民主化プロセス終わらせる」
2013年09月28日付 Milliyet 紙

KCK(クルディスタン社会連合)のジェミル・バユク共同代表は、解決プロセスにおいて政府は期待されていたように前進していないと主張し、合意がなければ、解決プロセスを終わらせるつもりだと述べた。

バユク共同代表は、「わたしたちは選択肢がないわけではない。トルコが前進しないのならば、解決プロセスを終わらせる」と発言した。北イラクで発行されているバスニュース紙は、バユク共同代表がプロセスの終了に関して、ロシア1テレビと行ったインタビューを掲載した。
インタビューで政府は期待されていた通りに前進していないことを明らかにしたバユク共同代表は、「トルコ政府は平和と解決のプロセスに対し始めから考えを持たず、一切前進しなかった。トルコの目的は時間を稼ぐことだった。このようにゲリラ兵が撤退しているのをよい機会とみているのだ」と述べた。またバユク共同代表は、イムラル島で行われた(オジャランとの)面会は、対話プロセスの域を超えることはなかったと指摘し、次のように述べた:
「イムラル(のオジャラン)と行った面会も、現在まで対話の水準にある。しかし交渉に転じることはなかった。このためすぐに交渉をはじめなければならない。私たちも選択肢がないわけではない。もしトルコがこのようなことを続け、前進しないのならば私たちは解決プロセスを終わらせる。」

■「偽りの法案」
 
バユク共同代表は、政府が月曜日に公開予定の民主化法案も批判し、この法案は(クルド問題)解決の助けにはならないと述べ、「このような法案は偽りの法案だ。政府はこの法案により民主化を前進させていると主張しながらクルド人の運動を阻止しようとしている」と話した。

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( 翻訳者:藤田昌弘 )
( 記事ID:31550 )