憲法調整委員会でCHP議員、再び内輪もめ
2013年10月04日付 Radikal 紙


憲法調整委員会で、母語による教育や市民権の条項に続き、あるテーマをめぐって共和人民党(CHP)の委員たちの間で緊張がはしった。

民族主義者行動党(MHP)オクタイ・オズチュルク副党首が議長を務めた会議で、裁判官委員会に関する条項について話し合われた際、CHPの委員の意見が割れた。 MHP、平和民主党(BDP)と、CHPのアティッラ・カルト議員・ルザ・チュルメン議員は、裁判官委員会で、法務大臣が投票権をもたずに会議において議長を務めることで一致した。公正発展党(AKP)は大臣の投票権を主張した。

CHPのエスキシェヒル県選出スュヘイル・バトゥム議員は、2人のCHP委員とは逆に、法務大臣は委員会に一切参加すべきでないと主張した。CHPのチュルメン議員は(自分の考えが最終的に)合意を得られると語り、バトゥム議員は反対を示した。バトゥム議員は声を荒げ、「私はこの条項には反対だ。これでは CHPの見解と異なる。CHPの名において、これに同意するようなことを言うのであれば、党首のこの件での見解を書面で見せてほしい」と語った。

■仲裁に入る

チュルメン議員が、条項の説明を続けようとすると、バトゥム議員はさらに声のトーンを上げて反対を繰り返した。バトゥム議員が立ちあがって反対を続けようとすると、別の政党の議員たちが仲裁に入った。BDPのバトマン県選出ベンギ・ユルドゥズ議員は、「これ以上の緊張状態を生み、互いを批判しないように」と言ってバトゥム議員をなだめようとした。緊迫した状況の中で会議は終わり、この問題の討議は月曜日に延期された。

■クルチダルオールに伝えた

会議後、チュルメン議員ともう一人のCHPの委員であるアティッラ・カルト氏が会議の経過を、ケマル・クルチダルオールCHP党首に伝えたことが分かった。クルチダルオール党首は、調整委員会のCHPメンバーと再度話し合い、新しい決定をくだす可能性を明らかにした。

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( 翻訳者:鈴木直子 )
( 記事ID:31607 )