クルチダルオールCHP党首、新憲法懸案法案合意に意欲
2013年10月06日付 Milliyet 紙
ケマル・クルチダルオールCHP(共和人民党)党首は新憲法への取り組みに関し「議会において会派のある政党が59もしくは60、もしくは65 の条項において合意するならば、それを我々も受け入れましょう」と述べた。クルチダルオール氏は昨日TÜRMOB(トルコ公認会計士協会)の第21回通常総会に出席し、その後CHPアンカラ県支部主催の「投票箱が芽吹きだす」イベントに参加した。
クルチダルオール氏はエスキシェヒルのギュンギョル・アズィム・トゥナ県知事がイスマイル・サイマズ記者に送ったEメールに関して「民主主義を健全に行う国では、この県知事はいずれ職を解かれるでしょう。首相、次に職を解かれるのは誰でしょうね。首相は、『(エスキシェヒル)県知事は私の良き友人です』何て言っていたのに。全くあきれたものです」と話した。
■我々も受け入れましょう
クルチダルオール氏はレジェプ・タイイプ・エルドアン首相が新憲法への取り組みにおいて59の条項に合意するよう呼びかけたことに関し、次のように述べた。
「4つの政党がこの59の条項において合意した。議会において会派のある政党が59もしくは60もしくは65の条項において合意するならば、それを我々も受け入れましょう。ここでの問題はAKP(公正発展党)が誠実でないことである。なぜならば、私たちは彼らに何度も、大統領制を撤回しなさい、もっと多くの条項で合意しましょうと言ってきたからです。でも彼らは、大統領制は撤回しないと言っている。首相はいつも持ってこい、合意した、 認めよう、、、(と言う)。ならば我々も言いましょう。ほら、持ってきてください。我々は誠実です。」
またクルチダルオール氏は、トルコ革新運動(TDH)の、ムスタファ・サルギュル氏がCHPのイスタンブル市長候補となることについて見解を求める質問に対し、「政治政党が示す、もしくは示す予定の候補者に関して我々がコメントすることは正しくない」と話した。
■あなたはCHPではない
クルチダルオール氏が「投票箱が芽吹きだす」イベントで話し始める際、ある参加者が「クルチダルオール、プレ選挙ですよ!」と叫んだ。クルチダルオール氏は参加者に厳しい口調で、「あなたはCHPではないですね。申し訳ないが党首が話す際に叫ぶようならばあなたはCHPではありません。CHPの人たちは決して個人的な利益を追求するようなことはしない。CHPの人たちはまず国のことを考えますからね」と述べた。
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( 翻訳者:酒井 瞬 )
( 記事ID:31617 )