ゲズィ運動の投石パチンコ婦人、逮捕
2013年10月10日付 Cumhuriyet 紙


ギュルスユの逮捕者たちの中には、“投石パチンコおばさん”として知られたエミネ・ジャンセヴェルもいた。彼女を含む19人は裁判所に連行され、逮捕された。その内16人は、検察の尋問後に釈放された。

マルテペ区ギュルスユ街区で麻薬ギャングたちに反対するために行われたデモ行進でハサン・フェフミ・ゲディクさんが殺害され、彼の葬儀においても武装デモが行われた後、イスタンブル県警察のテロ対策局の捜査員が、10月7日に70の様々な場所で一斉捜査を実施した。この作戦中に逮捕された37人は、チャーラヤンにあるイスタンブル裁判所へ連行された。

■やってみたかった

捜査の一環で逮捕されたエミネ・ジャンセヴェルは、ゲズィ騒動の時の投石パチンコを持った写真について問われた。“その写真”が原因で”投石パチンコおばさん“と名付けられたジャンセヴェルは、質問に、「子供たちが手にしているのを見て、やりたくなった」と返答したことが明らかになった。ジャンセヴェルへの尋問では、マルテペ区ギュルスユ街区での騒動の後に報じられた棍棒を手にした様子が見られる写真についても問われた。ジャンセヴェルは写真上の人間が自分自身であることを認め、「歩行が困難なため、杖として棍棒を使っている」と言ったという。
一斉捜査では、ギュルスユ街区、ガズィ街区と、オクメイダヌで37人が逮捕され、M-16ライフルと9丁のピストルが押収されたとも報じられた。ジェンギズ・カラシン弁護士は警察の捜査報告書で雑誌「進歩」が違法な出版組織として見なされていることを明らかにした。そして、逮捕者は、秘密の証言や、過去に逮捕されたギャングの一味の供述、5月1日(メーデー)とゲズィ公園の抗議活動、公式の報道発表を理由に尋問を受けさせられたと述べた。ベルナ・ユクセクダー弁護士も、ギュルスユでの逮捕は麻薬ギャングの一員、ギョクセル・ケスィジとキンヤス・タシャンの供述をもとに行われ、一斉捜査は復讐を目的としたものだと話した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:齋藤洋輔 )
( 記事ID:31657 )