ボスフォラス海峡海底トンネル・マルマライ運賃、1.95リラに決定
2013年10月10日付 Radikal 紙
ビナリ・ユルドゥルム交通海事通信相は、マルマライ計画の開通を10月29日に行うことや、開通にあたり現時点ではいかなる遅延や障害も予想されていないと発表した。アナトリア通信のマサス編集長のもとを訪れた同相は、マルマライ地下鉄の運賃は1.95リラ程度になると述べ、以下のように話した。「この路線はトルコ国鉄が運営することになるが、イスタンブル交通とも共同で相互利用できるようにする。交通調整センター(UKOME)の決定により、イスタンブル市民は1枚の切符でマルマライ地下鉄だけでなくメトロやバスも利用できるようになる。」
イスタンブル海峡トンネル計画の取り組みは最終段階に近づいていると述べたユルドゥルム大臣は、さらに以下のように続けた。「これらの取り組みは2段階に分けて行われた。1つ目は海峡トンネルそのものの建造に関してである。この取り組みにわれわれは重点を置いて進めているが、2つ目の取り組みである海峡トンネル周辺に形成される生活空間に関しても、環境都市整備省が取り組んでいる。彼らの取り組みも完了手前、あるいはすでに完了していると思われる。これらすべての最終状況を首相に提示し、検討を行った後にようやくこの建造に関するプロセスは満了となるだろう。」
■3番目の橋は2015年に完成される
イスタンブルの3つ目の橋の工事が進められていると述べたユルドゥルム大臣は、この件に関して以下のように話した。「年末までに橋脚部分が建築される予定だ。われわれの目的は2015年までに3番目の橋と道路を完成させることだ。もしこれらの工事を2015年までに終わらせることができれば、これは世界記録となるだろう。」また、3カ所目の空港建設に向けた工事の入札を行う前に環境影響評価報告(ÇED)の手続きを行ったと話す同相は、「ÇEDから除外と言われるようなものはない。ÇEDから除外されたのはイスタンブル・イズミル間の高速道路だが、これらは90年代から建設が続けられており、当時はÇEDの法律など存在しなかった」とも述べた。
■アンカラ・イスタンブル間を結ぶ高速鉄道の車両の色はターコイズカラーになる
ユルドゥルム大臣は、年末までに運用開始が計画されているアンカラ・イスタンブル間高速鉄道で走る車両について、その色がターコイズカラーになると話した。
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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:31661 )