■エジプト:欧州・地中海会議でドナーとの関係構築へ
【マールスィール・ナスル:本紙】
来る2月9日、エジプト政府は、財政的支援のために第三回欧州・地中海会議を開催する。エジプトや地中海南部の国々の、商工業・サービス産業への民間の利用可能な支援メカニズムを提示するためである。これには、譲許的融資、助成金、技術支援が含まれ、総額は220億ドルを超えるものだ。
商業会議所総連合代表で、地中海会議所連合副代表のアフマド・ワキール氏は「経済の歯車を動かし、投資を誘致し、輸出を増進するための実質的な段階にあって、会議はハーズィム・ビブラーウィー首相の後援で開かれた」と述べた。また「この行事は、エジプト民間部門の利用可能な潜在能力に関する意識を向上させるという、総連合会議所の構想の一部であり、エジプト国民の労働機会を創出し増進させる役割を持っている、とし、欧州連合(EU)諸国首脳や世界銀行、アラブと国際開発投資銀行が参加したことも指摘した。
産業連盟会長ザキー・スワイディー氏は「この会議は、地中海地域への譲許的で利用可能な助成や資金援助メカニズムの活用の促進に加え、これまでエジプトとの関係のなかったドナー機関との関係構築を目的としている。これは、支援を得るに際しての、詳細な説明、条件の明示、応募方法を提示することを通して行われる」と明らかにした。
(後略)
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( 翻訳者:風間満 )
( 記事ID:31703 )