統計は語る:「イランの若者たちが結婚相手を選ぶ基準とは?」(2)
2013年10月07日付 Hamshahri 紙
【ハムシャフリー・オンライン】ISPA(イラン学生意識調査センター)のアーガースィー・センター長は以下のように述べた。
「若者たちが結婚相手を選ぶ基準を男女別々に調査・分析をしたところ、次のような結果になった。全体として、《就業と満足な収入》が、女性の回答者 からは他の基準よりも重視されており、男性は《貞節・貞操》を他の基準よりも重要だとしている。」
イランの若者たちがいうところの結婚適齢期とは?
続けて、アーガースィー氏は、
「この意識調査では、男性の結婚適齢期と女性の結婚適齢期それぞれについて、若者たちに尋ねた。同調査の結論が示すところによると、回答者の50.6%が、男性の結婚適齢期は27~30歳であると答え、また32.7%〔の回答者〕は男性の結婚適齢期は23~26歳であると述べている。よって全体では、イランの若者からみた男性の結婚適齢期の平均は、 27.6歳であると発表された」と付け加えた。
同ISPA(イラン学生意識調査センター)局長は、女性の結婚適齢期についての若者の考えは以下のようであると説明した。
「43.9%の回答者は、女性の結婚適齢期は23~26歳の間であると述べており、さらに、37%の若者は女性の結婚適齢期が19~22歳であるべきだと考えている。全体としては、[本調査の]回答者らが考える結婚適齢期の平均は、23.2歳であると発表されている。」
若者たちにとって子供をもつことと人生の幸せとは?
アーガースィー同センター長によれば、〔本調査の〕項目のうちの一つは、近年、強調されることの多い問題のひとつである、子供をもつことについての議論である。またイスラーム革命の偉大な指導者(最高指導者アリー・ハメネイ師)もこの問題について強調なさっており、様々な行政機関や文化組織 もこの問題について当然注目しているようだ。
これらを踏まえたうえで同センター長は、以下のように述べた。
「この問題について、若者たちに『子供をもつことは人生において幸せの要因となるか』と質問すると、大多数の若者たち(72.7%)が子供をもつことは、夫婦が共に歩む人生において幸せの鍵であると確信している。このこと(子供をもつこと)は希望をもたらすものであり、極めて重要なことであるのだ。近い将来結婚するであろう若者たちは、子どもを持つことを望んでいるのであり、この〔回答者らの〕中で、子供をもつことと夫婦の幸せは無関係だと考えているのは、24.1%に過ぎない。」
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:8411033 )
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