CHP女性議員、アタテュルクTシャツでスカーフ女性議員へ抗議
2013年10月31日付 Hurriyet 紙
4名の公正発展党(AKP)議員がスカーフを着用してトルコ大国民議会本会議に出席したことについて、共和民主党(CHP)のディレキ・アカギュン・ユルマズ議員がTシャツを着て抗議した。ユルマズ議員は、トルコ国旗とアカチュルクの写真がプリントされたTシャツを着て本会議に出席した。
スカーフ着用のAKP議員が議会に登庁すると、議会前には女性団体が集まり、スカーフを着用しての議会出席に抗議した。AKP議員のスカーフ着用について、様々な市民団体の女性メンバーが議会のディキメン門前に集まり、抗議活動を行った。グループを代表して取材に応じた「アンカラ先進女性の会」のシェナル・ヤズガン支部長は、4人のAKP議員は今後もスカーフを着用して議会に参加するつもりだと話す。野党が今回のことにゴーサインを出したのだと話すヤズガン氏は、次のようにコメントした。「もともとは、スカーフを着用する女子学生にも大学で教育を受ける機会を与えようとして始まり、『害のない要望』として見られてきた公共の場でのスカーフ着用の主張が、いまや議会の入口までやってきて中に入ろうとしている。このことが共和国建国90周年を祝った翌日に起こっていることは、単なる偶然とは思えない」
女性団体は抗議活動のあと解散し、騒動にはならなかった。
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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:31856 )