ビュレント・アルンチ副首相兼政府報道官は、セルビアの首都であるベオグラードで参加し、トルコ国営放送(TRT)チュルクにおいて放映された番組内で「戦友」と述べたエルドアン首相について話した。
ビュレント・アルンチ副首相は、ベオグラードから生放送されたTRTチュルクの特別対談番組の中で、今注目の話題に関して非常に重要な発言をした。
ビュレント・アルンチ副首相は以下のように発言した。「首相が子どもたちのことで言いたかったことは正しいと思うし、私はその意見に賛成だ。しかし、彼が『必要であれば法的整備も行う』と発言したことや、その後にある知事がこの発言を見過ごしたことはとても正しい対応だったとは思えない。」
与党内における責任は単に大臣であるという意味には当たらないと述べたアルンチ副首相は、さらに以下のように話した。
「われわれの連帯感が時に苦難の日々を過ごしてきたことはわかっている。しばしば角が立つようなこともある。われわれは戦友だ。運命共同体である。私の与党内における責任は、単に大臣であるということを意味しているわけではない。サッカーはただサッカーというだけではない、という本がある。私もただ大臣というわけではないのだ。国会議長も経験したし、民主主義の道のりの中で私の青春期や家族、そして政治家生活も捧げたつもりだ。私は非常に多くの物事を我慢してきた。私にとっては何かに腐心したり、何かを評価したりしないことが肝要なのだ。首相はこうしたことに注目している。しかし、誰でも時には失敗することもある。私の髪を白く染めたり、腰を曲げるようなことがどんなことかわかりますか?私は首相を24時間フォローしている。この任務はこうあるべきであり、政府報道官という任務を苦境に陥れることはない。ここでの対話によって、われわれは批判の的に立つことになった。私は自分の評判や人格が損なわれることは望まない。誰かが叩かれ役の立場になることも望まない。私は首相に対して友人、そして兄弟として呼びかけたい。お互いの言葉の間にある矛盾を、彼自身が正してくれることを望んでいる。私の考えとしては、正しい考えを首相が表明するべきだ。もし互いに腹を割って話し、検討することができたなら、私は政府報道官として表に立ち、非常に素晴らしい形で発表しよう。首相が子どもたちの件で言いたかったことはこれだ。しかしこの件で必要であれば法的整備も行うと発言したことや、その後にある知事がこの発言を見過ごしたことはとても正しい対応ではなかった。」
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:31936 )