国連、シリア難民のヨーロッパ諸国からの強制送還を懸念
2013年11月15日付 al-Hayat 紙

■国連、シリア難民のヨーロッパ諸国からの強制送還を懸念

【ジュネーブ:AFP】

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は15日金曜日、欧州連合(EU)加盟国、特にギリシャとブルガリアからのシリア難民の強制送還を批判した。UNHCRのエイドリアン・エドワーズ報道官は記者会見で「強制送還や入国の阻止は、亡命希望者をより多くの危険やショックにさらすことになる」と述べた。

エドワーズ報道官は特に、12日火曜日にトルコからエブロスを経由してギリシャへの入国を試みた子供連れの家族を含む150人のシリア人の集団の状況に対して懸念を示した。UNHCRが入手した情報によれば、これらの人々は拘束され、警察車両によって未確認の場所へと移送されたという。

ブルガリアに関しては、UNHCRは、先週同国への入国を拒否された可能性の高い約100人のシリア人の情報について調査していると述べた。

エドワーズ報道官は、「有刺鉄線やその他のあらゆる妨害方法の障壁の設置は、難民がより危険な方法で国境を越えることへとつながり、また、彼らが密入国斡旋業者により翻弄されることにもなるだろう」と警告した。

UNHCRはまた、(トルコからのみ国家承認を受けている)北キプロス・トルコ共和国からトルコへのシリア難民の強制送還の情報についても懸念を表明した。

国連は、220万人以上の難民が押し寄せたシリア隣国における長期的な不安定な状況について幾度となく警告し、ヨーロッパ諸国に対してさらなるシリア難民の受け入れを要請した。

エドワーズ報道官は、「UNHCRは、シリア隣国へのあらゆるシリア人強制送還行為の国際的凍結を要請する」と呼びかけ、また、このことがシリア隣国との「具体的な連帯の歩み」を形成すると説明した。

エドワーズ報道官はまた、シリア難民受け入れの責任を中東地域と隣接しているヨーロッパ諸国、例えばトルコと陸地で国境を接するギリシャやブルガリアのような国に押し付けることなく、ヨーロッパ全土で公正な割り当てをEUが保証する必要性があると指摘した。

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( 翻訳者:谷山ひかる )
( 記事ID:31995 )