鉱工業省次官、射殺される:情報相、事件発生直後に事件現場に
2013年11月12日付 Mardomsalari 紙
【政治部:ソルーシュ・エルシャード】「サフダル・ラフマトアーバーディー鉱工業省議会担当次官が個人の乗用車内で二発の銃弾を受け、殺害された」。日曜日〔=11月10日〕の夜遅く、一部のニュースサイトのトップページに掲載されたのはこの一文のみで、殺害の詳細については何も伝えられなかった。しかし昨日、政治・公安当局がこの事件についてのさらなる情報を公表した。
公式筋が伝えた当初の情報が強調していたのは、この殺害が「テロではない」ということだった。複数の情報によると、セイエド・マフムード・アラヴィー情報相が事件発生直後に、サフダル・ラフマトアーバーディー鉱工業商業省次官(議会担当)が殺害された現場に、数名の人物と共に向かったとのことである。
鉱工業省次官が殺害された事件の詳細について、テヘラン治安司令部の広報センターは声明の中で、次のように伝えている。「昨日アーバーン月19日〔=11月10日〕の夜20時4分頃、テヘラン110番警察緊急センターを通じて、一人の人物がゴルバルグ通りに止めてあったプジョー車の車内で、頭部を銃で撃たれて殺害されているとの情報が寄せられた。警察官は情報を得てすぐに現場に向かい、捜査をしたところ、殺害されたのは鉱工業商業省議会担当次官のサフダル・ラフマトアーバーディー氏だったことが判明した。彼は頭部に二発の銃弾を受け、殺害されていた」。
事件現場に向かったある捜査官は政府の公式通信社であるイラン国営通信(IRNA)に、次のように語っている。「捜査の結果分かったのは、二発の銃弾が被害者に向けて車内から発射されていたということである。二発の銃弾の薬莢が車内で見つかったことから、殺害犯は車内でラフマトアーバーディー氏と話をしている最中に、彼を撃った可能性が高い。殺害現場に、争った跡は一切見つかっていない」。
こうして昨日、鉱工業省議会担当次官の殺害が、最重要国内ニュースの一つとなった。
内務省治安担当次官もイラン学生通信(ISNA)とのインタビューの中で、この事件の詳細について、次のように述べている。「日曜日夜8時30分頃、親愛なる交通警察の警官らが、〔道端に〕逸れた状態で止まっている一台の車両を発見した。近づいてみると、車の運転席に座っていた人物が銃で撃たれて死亡しているのを見つけた。車のライトは点灯した状態だった。鑑識による調査の結果、銃弾は至近距離から、車内でこの人物に向けて発射されたものとの結論に達した」。
アフドッラーヒー次官はさらに、「この事件は現在捜査中であり、可及的速やかに調べが進められるだろう」とした上で、「この事件に公安的・政治的側面はまったくなく、テロによるものではない」と述べた。
同氏はこうした事件が続いていることへの懸念が一部で指摘されていることに対し、「こうした事件が繰り返されるようなことはない。捜査が示すところでは、今回の事件は公安マターではまったくなく、テロではないということだ」と答えた。
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( 翻訳者:8411100 )
( 記事ID:32012 )