破壊されたヤルムーク・キャンプ
■国連担当者、シリアでのパレスチナ難民キャンプは戦場になったと語る
【アンマン:UPI】
国連パレスチナ難民救援事業機関(UNRWA)のシリア担当局長マイケル・キンズリー氏は月曜日、シリアのパレスチナ難民キャンプは「戦場となってしまった」と述べた。
キンズリー氏はヨルダンの首都アンマン南部の死海の地で開催されたドナー国とUNRWAコンサルティング委員会との会合への参加中、「この国に平和的解決が存在しない状態では、シリアの来るべき将来を予測することは誰もできません」と語った。
同氏はシリアのパレスチナ難民キャンプは「戦場となってしまった」とし、「この国のパレスチナ難民は、二回目の難民となってしまった」と言及した。またシリアで起こっている紛争を「残酷だ」と描写し、「この国では誰も保護されていない」と述べた。
さらに同氏は「シリアのパレスチナ難民キャンプにおける破壊の規模についての確かな統計は誰も持っていない」と付け加え、「私が言葉にできるのは、大変な破壊がこれらのキャンプを襲ったということだけだ」と語った。
マイケル・キンズリー氏は、「UNRWAは首都ダマスカスの南部に位置するヤルムーク・キャンプの難民に対する援助を輸送しようとしたが、それは阻止されてしまった。しかし我々はいくらかの援助をシリアの他の場所へ提供することができた」と語った。
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( 翻訳者:後藤 悠紀子 )
( 記事ID:32022 )