サウジアラビア:パレスチナのアッバース大統領の来訪
2013年11月21日付 al-Hayat 紙
アッバース大統領と会談するサルマーン皇太子(サウジ通信社)
■サルマーン皇太子:アッバース大統領に対し入植は明白な国際法違反と述べる
【リヤド:本紙】
サウジアラビアの皇太子、副首相兼国防相のサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ王子は、昨日リヤドで、マフムード・アッバス議長一行との会談中、「イスラエルのあらゆる入植地建設計画」に対する王国の非難を確認し、次のことを強調した。「それらの計画は和平の前に障害を形づくり、国際的な諸決議に著しく反する。その上、それらの計画は、パレスチナ人民の正当で確固たる権利の侵害である」。また、サルマーン皇太子はアッバース大統領と「最新パレスチナ情勢」について協議した。そして「パレスチナ人民がエルサレムを含む全ての被占領地を取り戻すまでパレスチナの大義を支持する、との王国の確固たる立場」を改めて表明した。
これに対し、アッバース大統領はサルマーン皇太子に「自分とパレスチナ人民はあらゆる面でパレスチナ支援している点で王国の立場に深く感謝している」と表明した。サウジ通信社によれば、この会談には、皇太子府長官で皇太子顧問であるムハンマド・ビン・サルマーン王子、パレスチナ側はパレスチナ解放機構執行委員会の委員で、(イスラエルとの)交渉団幹部のサーイブ・ウライカート氏、ナビール・アブールダイナ大統領報道官、マジュディー・ハーリド大統領顧問(外交担当)、バースィム・アーガー駐サウジ・パレスチナ大使が同席した。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:橋本琴音 )
( 記事ID:32047 )