サウジアラビア:クウェート、カタール首長と緊急会談
2013年11月24日付 al-Hayat 紙
クウェート、カタル両首長を迎える二聖都の守護者(サウジ通信社)
■サウジ・クウェート・カタール緊急首脳会談、地域の諸問題について協議
【本紙:リヤド】
二聖都の守護者であるアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ国王は昨日(23日)、リヤドにある自身の宮殿で、クウェートのサバーフ・アフマド・ジャービル・サバーフ首長とカタールのタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー首長と会談した。同国王は、クウェートおよびカタールの首長らと緊急の会議を開いた。アブドゥッラー国王は、会議の始めにあたり、サバーフ・ハマド首長とタミーム・アール・サーニー首長をサウジアラビア王国に歓迎する意を示した。サウジ通信社によると、会議では3か国が関心を抱く多くの議題について議論が交わされ、湾岸の協力事業の行程、湾岸諸国間の協力の展望およびあらゆる分野でそれを支援し強化する方法などが話し合われた。同様に、地域的・国際的舞台における全体的な出来事や展開と、それに対する3か国の立場についての協議も行われた。
この湾岸「3ヵ国」による首脳会談は、核開発計画をめぐる西側とイランのジュネーブでの交渉と並行して行われた。同様に、同首脳会談は、来月(12月)中旬にクウェートが主催する湾岸諸国首脳会議の開催に数日先立って行われている。二聖都の守護者であるアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ国王は、以前リヤドでの第32回湾岸サミットで、GCC諸国の首脳らに対し、「協力(機構)の段階を越え、統一された存在として、連合の段階に進むこと」を呼びかけ、さまざまな分野における完全な湾岸の統合に向けての自身のイニシアティブを宣言した。
クウェートおよびカタールの両首長のリヤド訪問は数時間にも満たないものであり、訪問後サバーフ・ハマド首長とタミーム・アール・サーニー首長はリヤドを発った。両首長がリヤド空軍基地飛行場から発つ際の見送りには、サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ皇太子と、外相のサウード・ファイサル王子が向かった。
(後略)
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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:32069 )