リビア:親カダフィ武装集団、空軍基地から弾薬を強奪
2013年11月25日付 al-Hayat紙

■親カダフィ政権武装集団、空軍基地の巨大弾薬庫から弾薬を強奪

【トリポリ:本紙】

ムアンマル・カダフィ政権を支持する指名手配者に手引きされた武装集団が、リビアの南にある空軍基地の巨大弾薬庫の強奪を敢行した。

昨日、リビア・シールド軍(リビアの盾)南部旅団のアフマド・ハスナーウィー司令官は、土曜日の夜から日曜日にかけて、リビアの首都トリポリから900キロ南にあるバラーク・シャーティー空軍基地に数10人の武装集団が侵入し、重火器、ミサイル、銃などの弾薬庫の中身をすべて略奪した後、逃走したと述べた。

また、司令官は新中国通信社(新華社)に対し、計画は基地の防衛にあたっている数人の兵士との共謀であったことを発表した。また、犯人たちが、リビア南部においてカダフィ政権時に反体制派の抑圧にあたった武装部隊を率いていた疑いで指名手配中のイブラヒーム・サイドと呼ばれている人物の命令のもと、計画を実行していることを指摘した。司令官は「我々は防衛省に対し、この種の侵入を制御するため、徹底した治安計画の実行を求めたが、我々の要求は国により無視された」と付け加えた。

リビア南部は広範囲における制御不能な治安状況に苦しんでいる。広大な南部砂漠は、密売人と武器や麻薬の取引業者、そして過激派や不法入国者にとって安全な避難場所となっている。

それと同時に、デルナ市(リビア東部)は過激派の完全なる支配の下、不安定な治安状況のなかにある。デルナ地元当局幹部は、高等総合技術学院で働くイラク人の大学教授が行方不明になっており、誘拐された可能性があると発表した。また当局幹部は「イラク人教授のハラフ・ハミード氏の家族と同氏との連絡は、土曜日の午後に途絶えた」ということを強調した。その事件後、同様の被害にあう事を恐れて、イラク人の教授数名がデルナを去ることを決定したようである。

また同幹部は、先週、イラク当局はテロ関連の事件でイラクの刑務所に拘留されていたリビア市民のアーデル・オマル・ザウィー被告人を処刑したということにも触れた。

現在、イラクの刑務所では9人のリビア市民が抑留されており、その中には死刑執行を待つ、デルナ出身のアーデル・シャアラーニーと呼ばれる者もいる。

同様にデルナにおいて、武装集団は、カダフィ政権時に国内治安局の職員であったファーリス・ザルークと呼ばれる者を暗殺した。この事件は土曜の夜、通行人でごった返していた街の中央で発生した。




*訳注:「リビアの盾」は、現在最も広くリビア国内に展開している民兵集団とされ、その見かけや行動様式は通常の軍隊と似通っている。

本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:山名結子)
(記事ID:32074)