サウジアラビア:サウード外相、エジプト支援を同国外相に対し強調
2013年12月02日付 al-Hayat 紙
エジプト外相を迎えるサウード・ファイサル王子(サウジ通信社)
■サウード・ファイサル、ファフミー外相にエジプト支援を強調
【リヤド:アフマド・ガッラーブ】
駐サウジアラビア・エジプト大使アフィーフィー・アブドゥルワッハーブ氏によると、サウジ外相サウード・ファイサル王子は、同国を訪問したエジプト外相ナビール・ファフミー氏との会談において、「エジプトの安全と安定に対するサウジの立場と、現在エジプト政府が行っている努力の支援」を改めて強調した。
エジプト外相は昨日午後リヤドに到着し、2時間にも満たない訪問の中、サウード外相と会談を行った。エジプト大使は、この訪問は「両国が合意している定期的な会談の枠組みに基づいて」行われたものであると述べた。
アブドゥルワッハーブ氏が昨日本紙に明らかにしたところによると、両国外相は、「エジプトの政治的な発展やロードマップの作業行程、また憲法改正のための『50人委員会』の作業や憲法の最終草案の承認、そしてその国民投票」等について意見を交わした。また、「二国間関係に加え、今月末にジュネーブ2会議を開催することが発表された後のシリア危機の展開、テヘランの核開発計画に関する欧米とイランの最近の合意、エジプト・サウジ両国の国家安全保障、そして両国による地域の安定強化の追求」についても協議したという。
エジプト大使は、「エジプトは湾岸諸国の安全の侵害を許さない」ことを強調し、「湾岸諸国の安全は、エジプトの国家安全保障の一部であり、その侵害は受け入れられない」と述べた。そして、財政支援の提供に関するサウジアラビアとUAEの方針について、「エジプトに対する財政支援については会談の中では触れられなかったが、サウジアラビアはエジプト支援を継続している」と述べた。
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:田所眞帆 )
( 記事ID:32149 )