ダシュテスターンに静けさが戻る:木曜日午後にマグニチュード5.7の地震、死者8名
2013年11月30日付 Jam-e Jam 紙


 ブーシェフル州ダシュテスターン県で発生したマグニチュード5.7の地震は、それがもたらした多くの破壊・損害とその後の余震によって、先の木曜日〔=11月28日〕午後以降、同地の人々から眠りと安心を奪ったが、しかし現地から届いた情報では、現在状況は平常に戻り、被災地の生活もいつも通りに営まれるようになったとのことである。

 ブーシェフル州のロスタミー副知事(開発担当)はこのように発表し、「ダシュテスターン県内の被災地の状況は現在、平常かつ落着いている。また、インフラ設備が受けた被害も部分的なものにとどまった」と述べた。

 ダシュテスターン地震による被害状況調査のために、昨日ブーシェフル州入りしたカダミー国家危機管理本部長もまた、「イスラーム革命住宅財団がダシュテスターン地震の被害状況の見積り作業を開始しており、その初期報告によれば、9ヵ村、3都市が被害に遭ったが、〔建物や設備が〕全壊したケースはきわめて少ない」と述べた。

 州当局の最新の集計によれば、昨日正午現在、この地震による死者は8名、負傷者は65名で、300戸の家屋に被害が及んだとのことである。

 木曜日午後の地震発生後、緊急対応チームやブーシェフル州の救急医療センターが地震の中心地であるボラーズジャーンに派遣され、今も負傷者らの治療活動を続けている。被災者たちはシャヒード・サーデク・ギャンジー病院で診察を受け、応急処置を施された後、更なる処置を要する者はブーシェフル・ペルシア湾殉教者病院に搬送された。この二ヵ所の病院は現在も医療サービスを提供しており、また今後あり得べき余震発生の際には、被災者への医療活動に備えて万全の態勢を整えている。

〔‥‥〕

ブーシェフル原発は稼働続行

 こうした中、イラン原子力庁の報道官は、ブーシェフル原発に何らかの被害が及んだ可能性について、「ブーシェフル原発は安全基準、特に耐震性能の点から言えば、世界でも最高の発電所の一つであり、もっと大きなマグニチュードの地震にも耐えることができる。この点で何ら懸念すべき点はない」と述べた。

 ベフルーズ・キャマールヴァンディー報道官はさらに、「同発電所は、現在もフル稼働中だ」と強調した。

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( 翻訳者:3413001 )
( 記事ID:32166 )