トルコはその90%をヨーロッパに輸出しているカタツムリから、毎年1300万ユーロ以上の収益を得ている。
アナトリア通信が収集したデータによれば、フランス・スペイン・イタリア・リトアニア・チェコ・ルーマニア、マケドニアへ、今年の10か月間で輸出された784 トンの未加工カタツムリは、440万6956ユーロの収入をもたらした。この約400万ユーロはフランスへの輸出から得られた。
トルコはカタツムリを加工する際に、殻でさえも輸出し、この殻を、フランス・イタリア・ギリシア・リトアニア・チェコ・ルーマニア・マケドニア・スーダン・アメリカ合衆国・アラブ首長国連邦・韓国へ売り出している。10月時点で800トンのカタツムリの殻から361万2503ユーロの外貨を得た。
同時期に扱われた約850トン以上の加工カタツムリは、フランスをはじめ、ドイツ・イタリア・アメリカ合衆国・中国・韓国・日本・台湾といった国々に販売された。この輸出から得られた収入は、569万ユーロにも上った。
■原料を輸入して加工している
この業界で活動する商社であるコジャマン・バルクチュルクのオスマン・コジャマン会長は、トルコにありながら消費されていない産品を加工し輸出していること、この範囲でカタツムリ、巻貝、カエル、湖水の青魚、サンダー、鯉を販売したと話した。
野生カタツムリを春に捕える作業と、施設での加工作業が重労働であるため、雇用に重要な助けとなっていることに注目しているコジャマン氏は、バンドゥルマ県とビレジキ県にある2つの施設はこの作業のためだけに200人の雇用が生まれたと話した。コジャマン氏は「近年質と衛生を重要視していることから、カタツムリが最終加工者に届ける形での生産[形態](身を殻に詰め上にバターソースでふたをする)ではヨーロッパにある最も名のある商社となりました。またブルガリアとギリシアからも含めて作業体制の範囲で生きたカタツムリを輸入・加工し輸出しキャパシティを高めて増える需要に対応しています」と話した。
■「雇用が増えると集まる人の数が減る」
トルコで5,6企業がこの業界で活動していると話すコジャマン氏は「我々のカタツムリの輸出はヨーロッパにおける経済危機の影響を受けませんでした。輸出は好調です」と評価している。
トルコでカタツムリの捕獲者数が、特に雇用が増えた時期に減少したことに注目し、失業率の高まった時期においてこの捕獲者数が増加しており、これが選択的な生活の糧であると述べた。買い手の筆頭にフランスがある市場ではトルコが良い位置にいるとし、「商社として年に600万ユーロの輸出を行っている」と述べた。
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( 翻訳者:池田桃香 )
( 記事ID:32222 )