昨日、シンジャン刑務所から保釈された共和人民党(CHP)のムスタファ・バルバイ議員は、今日国会入りし宣誓を行った。
憲法裁判所の出した判決後に出所したCHPのムスタファ・バルバイ議員(イズミル選出)は、4年と277日間に渡る刑務所生活を経て、今日初めて国会入りした。
バルバイ議員は、トルコ大国民議会(TBMM)で始まる予算審議前に議会壇上から宣誓し、正式に議員職を開始した。ジェミル・チチェキTBMM議長は、バルバイ議員の宣誓式が12月10日の世界人権の日に重なっていることは意義深いことであると強調し、監禁の身にある他の議員らも議会に出席すべきだと述べた。
チチェキ議長の演説後に壇上に上がったバルバイ議員の宣誓式は興味深い光景の場となった。宣誓後のバルバイ議員をまず祝福したのは、公正発展党(AKP)会派副代表のベルマ・サトゥル議員(イスタンブル選出)だった。バルバイ議員は、サトゥル氏に続いて同じくAKP所属のヌレッティン・ジャニクリ議員と握手を交わし、平和民主党(BDP)会派の前を通過して、CHP所属議員らの元へ向かい祝辞を受けた。バルバイ議員の宣誓後、閣僚6名が座る閣僚席からは、ザフェル・チャーラヤン経済相のみが拍手を送る様子が見られた。
CHPの議員らが順番にバルバイ議員に祝辞を送る中で、演説の順番が回って来たBDPのハスィプ・カプラン議員が壇上へ上がった。カプラン議員が演説する中、CHP内で祝賀が続いていたため、ジェミル・チチェキTBMM議長はCHP議員らに「後で続けてください」と注意した。一方、ハスィプ・カプラン議員は自分の演説は待てると申し出て、壇上側の階段へ座った。CHP議員らの祝辞を受けたムスタファ・バルバイ議員は、その後階段に座ったカプラン議員にお礼を述べた。
バルバイ議員が総会の席についた後、BDPの議員らもまた一人ずつ来ては同議員にお祝いを述べた。
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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:32242 )