シリア:自由シリア軍参謀委員会は、アル=カーイダの攻撃に対して拠点を防衛するようイスラーム戦線に要請
2013年12月12日付 al-Hayat 紙
アレッポ市内の「自由シリア軍」
アレッポ市内の「自由シリア軍」

■「自由軍」が「イスラーム戦線」に「アル=カーイダ」の攻撃からの拠点防衛を要請

【イスタンブール、ベイルート:本紙、ロイター、AFP】

反体制組織「シリア国民連合」は昨日木曜(12日)、過激派「アル=カーイダ」の攻撃に対し、イスラーム主義者の戦闘員らに、対トルコ国境付近に存在する同組織の武器庫を保護するよう呼びかけた。

「イスラーム戦線」の部隊が、対トルコ国境地帯にあるバーブ・ハワー地域で「シリア国民連合」に属する最高評議会*の施設を支配下に入れたという報告を受け、米国と英国は、シリア北部への非殺傷兵器の支援を停止した。

しかし、「シリア国民連合」は、「アル=カーイダ」に属す「イラク・シャーム・イスラーム国」の戦闘員の攻撃から軍事施設を保護するよう、自分たちが反体制組織の主流派ではない同盟組織「イスラーム戦線」に要請したというのが真相だと述べた。

(後略)

*訳注:本記事では、最高評議会がシリア国民連合に属するとされている。だが、最高評議会は、連合と連携する自由シリア軍参謀委員会のことで、連合に属してはない。




シリア情勢に関しては「シリア・アラブの春(シリア革命2011)顛末記:シリア情勢(2011年~)」も参照ください。

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( 翻訳者:飯塚遥奈 )
( 記事ID:32272 )