収賄捜査、裁判所決定で一部釈放、一部逮捕―閣僚の息子2名逮捕
2013年12月21日付 Milliyet 紙
エルドアン・バイラクタル環境都市整備相の息子であるアブドゥッラー・オウズ・バイラクタルさんも含まれる14名の被疑者が司法当局より釈放された。
一部閣僚の息子2名が逮捕された。
汚職収賄の容疑で司法当局に移送された閣僚の息子ら、カアン・チャーラヤンとバルシュ・ギュレル、そしてハルク・バンカス(人民銀行)のアスラン頭取、企業家のルザ・サッラフを含む16名が逮捕された。
汚職収賄の経路に関しては、現在も解明が続けられている。
昨日(20日)身柄拘束請求により司法当局に連行された49名の内、16名が逮捕となった。
逮捕された16名の中には、ムアッメル・ギュレル内務相の息子であるバルシュ・ギュレル、ザフェル・チャーラヤン経済相の息子であるカアン・チャーラヤン、ハルク・バンカスのスレイマン・アスラン頭取、そして企業家のルザ・サッラフも含まれた。
エルドアン・バイラクタル環境都市整備相の息子であるアブドゥッラー・オウズ・バイラクタルさんや企業家のアリ・アーオール氏、そしてムスタファ・デミルファティフ市長らは釈放された。
■逮捕された人々はメトゥリス刑務所に移送
「汚職収賄」の容疑で逮捕された16名は、刑務所に移送された。「汚職収賄」の容疑で逮捕されたメンバーの中には、企業家のルザ・サッラフ、ハルク・バンカスのスレイマン・アスラン頭取、ムアッメル・ギュレル内務相とザフェル・チャーラヤン経済相の息子らも含まれた。司法判断の末に駐車場へと降りてきた被疑者らは、警察のミニバスへと載せられた。逮捕されたメンバーの内、一部はメトゥリス刑務所へ、その他はパシャカプス刑務所へと移送されたと伝えられた。
■71名が裁判所に連行された
アリ・アーオール氏やムスタファ・デミルファティフ市長、そして3名の閣僚息子らを含む71名は、昨日(20日)取り調べのためチャーラヤンにあるイスタンブル裁判所へ連行された。
■裁判所の判決
検察の取り調べの後、22名が釈放された。アーオール氏も含む4名の被疑者については、国外逃亡禁止令が出された。
被疑者らの内、バルシュ・ギュレルやカアン・チャーラヤン、アブドゥッラー・オウズ・バイラクタル、ハルク・バンカスのスレイマン・アスラン頭取、ムスタファ・デミル、そしてルザ・サッラフを含む49名が身柄拘束請求により連行された。
■「収賄」、「偽造」、「組織形成」
これらの49名には「金の密輸」、「贈収賄」、「汚職」、「ブラックマネーの流用」、「偽造」、「職権濫用」、「公的文書偽造」、「組織形成」、そして「権威濫用」の容疑がかけられた。
■バイラクタル環境都市整備相の息子は釈放
一斉体制で被疑者らを検挙した司法当局は、最初の判決を1時頃に下した。
エルドアン・バイラクタル環境都市整備相の息子であるアブドゥッラー・オウズ・バイラクタルも含む14名は釈放となった。
■「神よ、私を救い給え」
息子のバイラクタルさんは裁判所から出てくる際に記者らの質問に対して、「まったく何もわからない。私たちはそもそも敬虔な人間だ。司法を信じている。神よ、私を救い給え」と話した。
■16名が逮捕
2回目も判決は7時に下された。
ムアッメル・ギュレル内務相の息子とザフェル・チャーラヤン経済相の息子であるカアン・チャーラヤン、ハルク・バンカスのスレイマン・アスラン頭取、そして企業家のルザ・サッラフを含む16名が逮捕された。
ムスタファ・デミルファティフ市長は釈放された。
■裁判所で具合が悪くなった
一方、裁判所での取り調べが続くメンバーの内1名が、具合を悪くした。最初の治療介入を裁判所で受けたその被疑者は、その後救急車で病院へ搬送された。
■14名の被疑者に国外逃亡禁止令
司法の判決には以下のような文言がのせられた。「帰属される罪状の特徴と証拠状況、強い罪の疑いの存在を示す事実が、逮捕の必要性が求められる形で存在しないこと、この状況下では証拠の隠滅、喪失、そして偽装の可能性が見られないこと、確固とした住居の所有者であり逃亡の疑いを警告する具体的な事実がないこと、そしてさらにこの先罪状の特徴が変化する可能性があるという理由により、今後においても迫害の理由とならないという観点から身柄拘束請求を棄却するという判決を下した。」14名の被疑者に関しては、司法判決の基準に則って判決を下した第25簡易裁判所のセラハッディン・エリタシュ裁判官が彼らに国外逃亡禁止令を下すとともに、被疑者らが毎週土曜日に居住地から最も近い交番に署名に赴くよう命じた。一方、35名の被疑者らについては未だ裁判所での取り調べが続いている。
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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:32352 )