CHPはアフヨンカラヒサル県のサンドゥクル郡のアクハルム区長候補として、スカーフを着用しているセビンチ・オズデミル氏を指名し、アフヨンカラヒサル市デイルメンアイバル区長候補としてスカーフを着用しているウムハン・オズプナル氏を指名した。6つの言語を知っているというオズプナル氏は「スカーフは私のシンボルではありませんし、(スカーフは)決して(私がかかげる)旗でもありません」と話した。
■CHPで二人目のスカーフ着用候補
CHPアフヨンカラヒサル県支部はアフヨンカラヒサル市に属す諸区の候補を紹介した。商業取引会議所での式典にCHPのアフヨンカラヒサル選出国会議員アフメト・トプタシュ氏、県支部長ヤルチュン・ギョルメズ氏、アフヨンカラヒサル市支部長ケマル・デミルクルカン氏、アフヨンカラヒサル市長候補マフムト・エジェル氏と区長候補らが参加した。
CHPアフヨンカラヒサル市支部長ケマル・デミルクルカンは町長候補らを紹介した。一人ずつ演壇へ上った候補者達の中で興味を引いた名前はCHPの二人目のスカーフ着用区長候補ウムハン・オズプナルであった。デイルメンアイバル区長候補のオズプナル氏は、CHPが見た目を重要視しない、人の見た目にあれこれ言うことはしない党であることを話した。「スカーフは私のシンボルではではありませんし、決して旗でもありません。」と話したオズプナル氏は更に「私の旗は赤の、月と星の旗です。私たちみんながそうであるように個々です。私は全てのアナトリア女性の様に、その名誉のために、死にますし、人を殺すこともいといません。名誉のために死ぬ人を、サルカムシュへもチャナッカレへも送りだします。それを殉職者と呼ぼうが、それを死に体と呼ぼうが、それは、いう人の良心に任せます。」と話した。
■6言語を学んだ区長候補
党員達の立ち上がっての拍手を受けたオズプナル氏は候補者紹介集会の後、DHAレポーターの質問に答えた。結婚しており3人の子を持つ母親である36歳のオズプナル氏はCHPがトルコの救世主であると話し、自分は夢をみているようだと話した。「私はコーランを暗誦しています(=ハーフズ)。受けてきた教育と、信仰上の理由でスカーフをかぶっていますが、私は共和国とアタトゥルクの子供です。そのために共和人民党にいるのです。」と話したオズプナル氏は以下のように述べた。
「エジプトのアズハル学院で学びました。6言語を学びました。特にアラビア語、ヘブライ語、ペルシャ語を母語のように話せます。フランス語、ロシア語、中国語も理解できますし、話すことができます。私は大理石(輸出)の仕事をしているので、これらを、顧客との関係を築くために学びました。生まれた時から今日までマドラサ的な教育と信心深い人々の中で育ちました。物事を見極め、正しいこと間違ったこと、様々な事を自分で判断することを学びました。スカーフはシンボルではありません。信仰の必要からかぶっているのです。
■国会議員トプタシュ氏は、収賄捜査を批判
候補者紹介集会で演説した国会議員アフメト・トプタシュ氏の標的はAK党政権だった。トプタシュ氏は12月17日の強制捜査に関し、政府を批判し、政府が「陰謀説」の裏に隠れていると述べた。歌手のエブル・ギュンデシュ氏の夫であり逮捕されたレザ・ザラブ氏を「詐欺師」と呼んだトプタシュ氏は以下のように話した。
「大臣たちは押収された金に関して、子供達と、詐欺師達と、偽造者達と、犯罪者達とどのように、大っぴらに、どのように親密に、どのようにいちゃいちゃした関係になったのかを少しでも話しましたか?あの詐欺師に関して彼らが言ったことは『私は結婚式で知り合いました。彼の妻は私のために無料で歌を歌いました。そのあと友人になったのです』という話です。友人関係の末に107億ドルの手数料です。政権担当者、AKPの関係者はこれらを尋ねますか?どうしてアメリカやイギリスの陰謀でしょうか?全ての背後に陰謀があるといい、子供たちの手へビスケットを与えるように騙すことに慣れてしまっています。『ほら、あの曲芸師を見ろ』と言い曲芸師を見せようとするのです。」
■キリムの写った写真が、選挙の材料になる
集会の最後でCHPアフヨンカラヒサル中央市長候補マフムト・エジェル氏はスライドで発表を行った。エジェル氏の発表でイルファン・バルカンルオール県知事と市長のAK党ブルハネッティン・チョバン氏の、国際メディアで報道されたニュースがとりあげられた。バルカンルオール県知事が軍需品倉庫での爆発後に参謀本部長ネジデット・オゼル将軍へキリムを贈ったこと、酒の禁止、カフェへの突然の捜査、バスでの男女別のような政策のニュースを示したエジェル氏は、このような好ましくな話題ばかりがニュースとなるアフヨンカラヒサルを、文化的事業と観光事業で推していくことを話した。
CHPはこれ以前にも、サンドゥクル郡に属すアクハルム村から長候補としてスカーフを着用しているセビンチ・オズデミル氏を指名している。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:竹田史佳 )
( 記事ID:32366 )