トプバシュ・イスタンブル市長、疑惑を否定
2013年12月30日付 Yeni Safak 紙
イスタンブル広域市市長トプバシュは、政府に向けたイスタンブルを中心とする捜査の一部として話題となっているエティレルの警察学校の土地が競売なしである私企業に売却され、国が10億ドルの損失を被ったとの主張を否定した。
エティレルの警察学校の土地が広域市に明け渡された後で、競売なしで都市開発組織(KİPTAŞ)に譲渡されたことに関するうわさについて、市長は広域市が内務省だけではなく多くの公共機関、組織と並行した交換協定、また評価査定の名の下に共同作業を行ってきたと述べた。同市長は学校の土地が都市の中心にあり貴重な土地であるため、内務省から来た要望を受けて取り決めを結んだとし、土地の評価も財務省によって行われたと明らかにした。
■未だ得たものはない
特に警察組織の職員宿舎をはじめとするいくつかの需要に応えるという名の元に、警察の方から要請を受けたとし、以下のように続けた。
「それぞれが相互間で調整を行いうるし、関係を結ぶことができます。今後のことについて評価を行えますし、相互間で話し合いがあることだってあります。今現在、広域市として未だに得たものは全くありません。つまりそれをどのように評価するのか、広域市としてどのように競売を行うのか、 都市開発組織(KİPTAŞ)を通じて評価を行うのかはっきりとしていないのです。加えて、公共の組織として実際に我々は競売を行なう必要があるのです。ほかのやり方ではできません。」
■まずは市の利益だ
市長は、地券が広域市に属しているとし、これを示し、「私たちはこれを評価するときに、公共財をいかに細心の注意をはらって扱おうとも、同時にイスタンブルと市の利益のために評価させます。いまだこれに関する進展はありません。今、そのためにおこなったことのメディアでの取り上げられかたを見るに、それぞれ各組織が自分なりの計算をしていることがメディアで取り上げられていますが、これは我々とは関係がないことです。最終的判断を下すものとして自治体、自治体の委員会と管轄部署そして広域市議会があります。私たちが個別に行動することは不可能です」と話した。
■妨害することはできない
メジディエキョイ-マフムトベイ-バージュラル間の地下鉄路線が競売に出されたことを述べたトプバシュ市長は、完全に独自財源で、8億5000万リラ程度で競売が終わったと述べた。市長は問題となっている競売に関係する噂があることに言及し、「もちろん私たちは法治国家の中で暮らしています。 もしこのような種類のうわさ、発見があれば実際、必要なことが行われなければなりませんでした。あなた方も行わないとならないことがありましたし、罪が問われなければなりませんでした。一方で、またこう考えます。400キロに及ぶこの事業を妨げようとする企てがあるのかと。いつも言っていますが、イスタンブルは偶然や冒険に委ねることはできません。私はイスタンブルの人々を信頼しています。一連の噂は私たちを妨害することはないでしょう。」トプバシュ市長は、土地の評価は中立的立場の組織によって行われたと述べた。
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:32446 )