イスラエル:アラブ、ベドウィンの子供の貧困が深刻化
2013年12月30日付 al-Hayat 紙
■イスラエル:「貧しい子供たち」の数が10倍に増加
【エルサレム被占領地:アーマール・シャハーダ】
イスラエルの子供安全委員会が作成した報告書は、イスラエルの貧しい子供たちの数は1998年から2012年の間に10倍に増えたと発表した。
同様に、子供たちの虐待によって開かれた犯罪数が増えた。その報告書によると、2012年の貧しい子供の数は約88万5千人に達し、イスラエルの全ての子供の3分の1の割合で貧困に苦しんでいる。また同報告書は、アラブの子供の67.9%が貧困に苦しんでいる。また、移住者の子供の4分の1以上が貧困に苦しんでいる。
またその報告書は、食事抜きで登校したり、就寝したりするアラブの学生の割合が上昇し、37.1%にまで達したことを明らかにした。
子供の安全や健康という観点からは、1948年の占領地のパレスチナ人の子供たちの死亡率が最も高かった。南部のネゲブ地方に住むベドウィンの子供たちの死亡率が最も高い。ベドウィンの大半は、イスラエルが1948年以来承認していない諸村落に居住している。2013年のユダヤ人の子供の死亡数の低下(先行する2年間の62人に対して41人死亡)に対して、アラブ中部は前の2年と同じ死亡率(年間60人死亡)を維持した。その中で南部のベドウィンの子供の死亡数は倍増し、ユダヤ人の死亡率の10倍になった。
(後略)
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:児玉みのり )
( 記事ID:32452 )