自動車爆弾が引き起こした火事(AFP)
■ヒズブッラーの本拠地を再びテロが襲う
【ベイルート:本紙】
昨日(2日)午後、再び犯罪と爆破テロがベイルート郊外南部のダーヒヤ地区を支配した。自動車爆弾により母子を含む罪なき市民4人が死亡、約70人が負傷したのである。1週間前には、ムハンマド・シャタフ前大臣の他、市民7人の命を奪った爆発事件が起こっている。
レバノン国民が2013年に別れを告げた時、彼らは2014年の2日目にしてさらなる爆発テロに見舞われる運命にあった。ナビーフ・ビッリー国会議長をはじめとする政治指導者たちが、シャタフ大臣暗殺後、別の地域で新たにテロ行為が行われることを警告していたが、昨日の事件は、組閣プロセスについてであれ大統領選挙に関わることであれ、国内情勢に影を落とし、また政治勢力間のシリア危機に対する立場の違いに集約される政治的な分裂が深刻化するさなかに起こったことであるため、これによっていっそうの不安と恐怖が人々にのしかかっている。
自動車内やその付近、街路樹の枝から遺体の一部が発見されたという情報収集の後、自動車内で自爆行為があったのかどうか取り調べが行われた。特にマルワーン・シャルビル内務大臣は第一次情報に基づき、この仮説を支持している。目撃者の何人かの情報によれば、自爆テロ遂行者は自動車を静止させることなく、道の中心で自動車を爆発させた。また被害者の死体の一部はいくつかの建物内から発見された。軍は爆発した爆薬の重さはおよそ20kgだと推定した。爆発現場のもっとも近くにあった建物は2006年のイスラエルのレバノン侵攻で破壊された後、建て直された建物のうちの一つで、昨日激しい損傷を受けた。
(後略)
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( 翻訳者:坂田優菜 )
( 記事ID:32472 )