左遷のオズ検事、政府に挑戦状
2014年01月07日付 Zaman 紙


収賄不正捜査の指揮を執ったイスタンブル共和国次席検事ゼケリヤ・オズ氏は、ドバイでの休暇の費用を自身が払わなかったとする疑惑に反論した。

T24TVの報道によると、オズ氏は近しい人や質問した司法関係者たちに、「この醜い中傷を言い出したものたちは、その疑惑を証明できなければ、辞任してほしいものです。証明されれば、私が辞任します」と話したことがわかった。オズ氏は、サバ紙とタクヴィーム紙をはじめとした様々な新聞で報じられた情報に関して、ドバイの休暇問題について証拠文書を含む文書を準備していると話されている。

実業家のアリ・アアオール氏は、2013年12月17日にイスタンブルで始まった不正捜査をおこなう検察官を統括するゼケリヤ・オズ次席検事のドバイ旅行の費用を、自身の会社が支払ったこととを、昨日6日、明らかとした。その金額が約7万7千リラにのぼるという。

事態の進展に対して沈黙を守っていたゼケリヤ・オズ検事は、当該の疑惑に関して文書を公開すると発表した。オズ氏は、アアオール氏の持ち出した疑惑を、近しい者たちに鋭い言葉で否定したという。

■「ドバイ」での請求書は4250ドルであり、その全てを私が払いました。

「ドバイ旅行へ昨年10月17から20日に家族と一緒に行ったことと、飛行機のチケットとホテルの代金を自分で払ったこと、この合計が4250ドルであったこと」を主張した検事が以下の表現を使ったという。

「この請求書がどのように手配されたか私は知りません。私の滞在日や飛行機のチケットははっきりしています。そこで私のものだとされるホテルの食事代の請求書にある情報とクレジットカードの番号は、私のものではありません。疑惑に含まれているサファリ請求書は、私がドバイを立った日のものです。ホテルでの食事代はというと、私と家族は食事をホテルではなく、外の安価な場所でとることを好みます。」

検事は、発表文書に付け加えて、手元にある書類や請求書、飛行機のチケットを情報提供するという。

■「アアオール氏と会ったが、不道徳な関係はなかった。」

オズ検事は、「実業家のアリ・アアオールと2年前に彼の親族が経営していた会社で会った」とし、この1年後、「アアオール氏の父の葬儀に、ある官僚の頼みで彼に同伴するために参加した」と述べた。同時に、「アアオール氏と電話で話したことはあるが、これ以外に、法や道徳に反するいかなる関係もない」と、近しい者たちに話したことが明らかになっている。

■オズ氏の警備に当てられていた車両が戻された

内務省担当者から入手した情報によると、エルゲネコンの捜査が行われた際に、ゼケリヤ・オズ氏の警備に用いられた車両が昨日、理由不明のまま回収されたことが明らかとなった。彼の約5人の警備官は、その数も減ることになるという。

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( 翻訳者:鈴木歩実 )
( 記事ID:32512 )