■クウェートでのドナー会議、シリアの人々のため24億ドルを拠出すると発表
【クウェート:APF通信】
国連の後援のもとクウェートが主催したドナー会議は、シリア国民救済のため、24億ドル以上の拠出を誓約して(本日)水曜に閉会した。
潘基文国連事務総長は、65億ドルを集めることを目的としていたその会議の閉会演説で「会議を通して24億ドル以上の誓約が出された」と述べた。
5つの主要ドナー国は、本日に先だち会議(期間)中にすでに、シリア国民へ11.64億ドル相当の人道支援を提供すると発表していた。
潘基文国連事務総長は、シリア国民救済のための緊急アピールを行い「シリアの危機は(中東の)地域的危機そして人道的危機に変化した」と強調した。
クウェートのサバーフ・アフマド・サバーフ首長は、自国が主催するその種の会議としては二回目となるこの会合のオープニング時、約70の国と24の国際機関の代表者の前で「クウェート国は政府部門と民間部門から合計5億ドルの寄付を発表した」と述べた。
シャイフ・サバーフは「クウェートがシリアの人々を救済するためにこれまで提供してきた合計金額は4.3億ドルに達した」と話し、自国は「人道的経路が、多くの人道支援を行う力をクウェートに与えていると理解した」と述べた。
またクウェート首長は「この会議が開催されたその目的を果たし、罪のない子どもたちと女性たち、将来ある若者たちを救済」するよう参加者に呼びかけた。
ジョン・ケリー米国務長官は、米国による3.8億ドル相当の追加人道援助の提供を発表した。ケリー氏は、65億ドルを集めることを目標としたその会議で、参加者に「援助は、シリア国内で34カ月も続いている戦争の被害を受けた人々と近隣諸国に流入した難民を救済するためのものだ」と述べた。
これにより、アメリカのシリアへの支援の合計は17億ドルにまで増加する。
またサウジアラビアとカタールは、シリアの人道的状況を援助するために、追加で各々6,000万ドル拠出すると発表した。
英国に関しては、シリアの人々へ1.64億ドルを寄付すると発表した。
(後略)
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( 翻訳者:後藤悠紀子 )
( 記事ID:32592 )