バグダード、自動車爆弾による爆破現場(ロイター)
■下町の市場を狙った攻撃で70名を超えるイラク人が死亡
【バグダード:ジャウダト・カーズィム;バアクーバ:ムハンマド・タミーミー】
各地で起こった攻撃により、70名以上のイラク人が死亡、数十名が負傷した。治安及び医療情報筋によると、その中には爆発物のベルトを巻き付けての自爆テロの他、自動車爆弾の爆発によるものがあったという。
警察署の大佐級の将校は「自動車爆弾の爆発によって、フサイニーヤ地区の下町い市場の近くで5人が死亡し、14名が負傷した。」と述べた。フサイニーヤ地区はバグダードの北東部に位置するシーア派が大多数を占める地区である。また「フサイニーヤ地区の下町の市場付近では二台目の自動車爆弾の爆発によっても3人が死亡、8名が負傷した。
さらにシャアラ地区では2台の自動車爆弾の爆発で7人が死亡、20名が負傷した。シャアラ地区はシーア派が大多数を占めるバグダードの北部の地区である。またバグダードの中心部にあるスィーナーア通りでも、自動車爆弾の爆発によって3名が死亡、10名が負傷した。パレスチナ通りでも自動車爆弾の爆発が起き、3名が負傷した。
またバグダード中心部のアンダルス広場で起きたもう1台の自動車爆弾の爆発でも、少なくとも2名が死亡し、8名が負傷した。シャアブ地区の下町の市場で起きた自動車の爆発では4名が死亡し、13名が負傷した。死者の数に関しては、バグダードの各病院の医療関係筋がそれを明らかにした。
これより前、昨日も、バアクーバ南部では「覚醒」評議会のメンバーの一人の葬儀を狙った爆発物のベルトを巻き付けた者の自爆テロが起き、16名が死亡し、20名が負傷した。攻撃は、バアクーバ南部にあるバハリズ地域のシャトブ村 (バグダードから北東に60km)で起きた。
(後略)
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( 翻訳者:立松恵 )
( 記事ID:32606 )