トルコでガソリン価格がみるみる値上げされたことは日本のメディアの注目をも集めた。日本のテレビ朝日の中東特派員やカメラマンはガソリンスタンドで取材撮影をおこない、ガソリンの値上げについて報道した。
ベイオールのピヤレパシャ通りにある、ガソリンスタンドを訪れた荒木基テレビ朝日中東特派員とカメラマンのオカダ・タカモリ氏は、ガソリン給油ポンプのあるところで撮影を行った。荒木特派員はガソリンスタンドを訪れる客に対し、通訳を介してインタビューを行った。
取材を受けたサトゥルムシュ・アスラン氏は、ガソリン価格がなぜこんなにも高騰したのか尋ねられたと語り、以下のように述べた。
「ドルに連動しているからだ。わが国では石油を産出することはできないので、と答えた。引き続き高騰すると思うかと尋ねてきたので、引き続き高騰すると思うと答えた。彼らがどう思ったのか、そのまま放送しているのか、私にはわからない。どうして取材に来たのかもわからない。彼らがここにやってきたので答えたまでだ」
撮影とインタビューの後、荒木基特派員はトルコ紙のインタビューに応じた。荒木氏はトルコにおける石油価格がこんなにも高いことに驚いた、と述べ、以下のように述べた。
「トルコが世界中で最もガソリン価格が高い国だとは知りませんでした。トルコに来てはじめて知りました。日本では大体リットル当たり1.5ドルくらいですが、それすら高いと思っていました。それがここでは2.5ドルに近い、実際に見てみてとても驚きました」
荒木氏はガソリン価格が日本でも同じくらい高くなったら、国民はどのような態度をとるか、という質問に対しても以下のように答えた。
「こんなにもガソリン価格が高くなったらもちろん国民は不満を抱く。もし本当にこのようなことが起こったら、車の代わりに皆公共交通機関を使うだろう」
日本のテレビ朝日のスタッフはイスタンブルにもう何日か残り、トルコ経済について取材をすると述べた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:渡辺夏奈 )
( 記事ID:32756 )