シャーヒン副党首、ギュレンに帰国の呼びかけ
2014年02月02日付 Milliyet 紙

公正発展党副党首メフメト・アリ・シャーヒンは、党のカラビュク市長選候補者の紹介セレモニーに参加した。カラビュク中央体育館でのセレモニーで話したシャーヒン副党首は、トルコでは選挙を口実として国際的なプロジェクトが実施されており、公正発展党は選挙で後退することを期待されていると述べた。同副党首は、大統領選挙に向かう中、もし候補者となればレジェプ・タイイプ・エルドアン[の就任を]阻止しようという考えの下に一連の計画が進められていると述べて、「このことに気づいている。12月17日、12月25日の作戦の本当の目的はこれである。テレビ、新聞、インターネットの論調を分析すると、これは明らかである」と述べた。

■私たちが兄弟と呼んでいた人が参加していることは私たちを悲しませた

シャーヒン副党首は、他国、その国の一連のグループ、市民団体が公正発展党政権に関わる駆け引きに関与する可能性があり、「公正発展党は退陣しろ」という一連の活動を展開するだろうと強調し、次のように話した。

「これを奇異なことだと思わない。しかしこの計画の中に『兄弟』と呼んでいた人が参加していることは私たちを悲しませ傷つけた。さらに詳しくは触れない。私たちは、この人々について、[つまり]信仰、六信五行、倫理を教え、コーランの章句、ハディースを通じて人々に正しい道を示す人々について、尊敬している。私たちは彼らのことに耳を傾け、彼らの恩恵を受けようと努力をしているし、努力をしてきた。私たちの文明を育んだアブー・ハニーファ、アフメト・イェセヴィ、メヴラーナ、ハジュ・ベクターシー・ヴェリ、その他たくさんの人々。これらの人々は誰も『国家の再構築に関わろう、とか、公的機関を自身の目的のために使おう』とひと時も考えなかった。

■この運動は政治活動ではない

奉仕活動が最近まで全ての活動に関与しようと努め、これをとても誠意ある希望により行ってきたと述べたシャーヒン副党首は、「本当に奉仕の目的のために集まった人々として考えていた。しかし、私と私のように考える人びとは、『この活動は政治活動ではない。政党として見ておらず、奉仕活動として見てきた。どうしてあなた方は[目下進行している]事に関与しているのか』と声を大にして叫ぶ必要がある」と述べた。

■師は措置を講じるべきだ

1ヵ月半前の県の会議においてフェトフッラー・ギュレンにトルコへの帰国を呼びかけたことに触れ、次のように続けた。

「私は1ヵ月半前に会見を行った時に、国内にいる一連の干渉家たちにおもねるため一部のことをやった可能性があると考えていた。しかし、現時点でこのような状況になっていることについて深い悲しみを感じている。トルコはこれらのことを当然のこととは思っておらず、実際にこの活動の指導者の立場にある師が一連の騒動に対して評価を行い、トルコに損害を与えるであろうところまで来てしまったこの騒動に関し措置を講じる必要があると考える。そして繰り返す。16年間あなたはアメリカにいる。もはやトルコに戻ってきなさい。あなたの国はここです。あなたの兄弟が亡くなったが葬式にも参列できなかった。近親者が亡くなった。あなたは葬式にも参加できなかった。もうトルコに戻りなさい。アメリカで彼らがあなたを私たちが望まない形で[陰謀の]繋がりの中に入れたのか、彼らが離してくれないのか。トルコに7600万人を傷つけるような地点にまで来たこの問題に「やめよ」と賢明な発言をおこなえると信じている。公正発展党、レジェップ・タイイプ・エルドアンを傷つけようとする人々が、トルコを傷つけており、7600万人を傷つけているということを忘れてはいけない。」

■トルコの誇りを傷つける権利はない

「首相の腕を手錠をはめないと納得がいかない」と言う検事がいること、警察内部の一連の組織の中の人々が「心配するな。12月25日の後この政権はなくなり、あなたは再び戻ってこられるだろう」と言う会話を確認したとするシャーヒン副党首は、「トルコの平安を傷つけようとする、国民の意思がつくりあげた選挙結果を不法な手段を用いて変えようとする権利は誰にもない。これを国民は許可しない」と述べた。

同副党首は、「見てみなさい。経済に損害を与えている。為替は変調している。中央銀行は私たちが望まなかった時に利率を上げた。これは市場に影響する。トルコに損害をもたらす。これらを全て終わらせるのは国民である。3月30日にの選挙で公正発展党が勝利したら、全ての戯れは壊れるだろう」と述べた。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:32794 )