アップル社、トルコのファーティフ計画を受注へ?
2014年02月04日付 Milliyet 紙

アブドゥッラー・ギュル大統領は今日チャンカヤ(大統領官邸)において、情報分野で国際的に重要なアメリカ人を引見する。

この訪問は二重の意味をもっており、トルコの政治と経済における動向観察においても、心理的な側面からも重要である。ゲズィ公園騒動ならびに政権とギュレン教団の間に起きた緊張は、政府と政治に影響を及ぼし、トルコ経済に対する国際的な懐疑の原因となった。アップル社のCEOティム・クック氏の今日の大統領官邸訪問は、テクノロジー部門におけるトルコの重要性について注目を集めるものとなった。

■ファーティフ計画はアップルにとって重大プロジェクト

ギュル大統領は2012年5月のアメリカ訪問の際に、スタンフォード大学に続いてアップル社を訪問し、経営陣と面会した。この時、アップル社のCEOティム・クック氏ならびに役員たちが、ギュル大統領に会社の概要を説明した。
ティム・クック氏がアンカラのギュル大統領を訪問した重要な理由の一つがファーティフ計画である。ファーティフ計画は同社の重要なプロジェクトの一つで、クック氏がアップル社員に送ったあるEメールでも、ファーティフ計画が大きなプロジェクトの一つであることが明記されている。トルコの学校の黒板や教科書をデジタル化することを目的にしたこのプロジェクトは、国際的な関心の高さでも注目を集めている。
ギュル大統領は今日11時にアップル社CEOのティム・クック氏と随行員を引見、12時にはイギリスのリチャード・ムーア大使から信任状を受け取る。15時にトルコ-EU合同協力委員会の代表団を引見する予定だ。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:32806 )