イスラエル:シリアのヨーロッパ人ムジャーヒディーンについての情報を収集
2014年02月05日付 al-Hayat 紙
シリアのジハード主義者(アーカイブ)
■イスラエルはシリアのヨーロッパ人ムジャーヒディーンについての情報を収集
【被占領地エルサレム:アーマール・シャハーダ】
イスラエルは、諜報能力を高めるキャンペーンの一環として、政府高官らがいくつかのヨーロッパの国々の高官との密接な通信を行い、ヨーロッパの国際ジハード戦士についてのデータやレポートを提供したことを明らかにした。ジハード戦士らはバッシャール・アサド大統領政権との戦闘に参加するためにシリアに入国している。
イスラエル情報筋によると、イスラエルが伝えた諜報レポートは、アサド政権との戦いのためにシリアへ行くヨーロッパ人の数が急増していることを示している。また、西側の治安機関は、ヨーロッパ人のムジャーヒディーンが少数であってもそれぞれの国に帰国し、そこでテロ細胞を作ることを懸念している。
複数の情報筋は、これらの活動家が、「アフガニスタンでの訓練の修了生」の例のように、軍事訓練を受けた後に各々の国に帰り、イスラム過激派の活動テロ活動拠点を形成し、テロ活動実施の試みを行なう事をヨーロッパ諸国は極めて恐れていると述べている。
イスラエルの情報筋は、この懸念はミュンヘンで行なわれた安全保障会議におけるイスラエルとヨーロッパ諸国の会合内で表明され、最重要項目として扱われた、と述べた。また、「ヨーロッパ諸国はイランに関する不安を感じており、シリアの情勢を詳しく調査している。しかし、国際ジハード、特に、ムジャーヒディーンらがヨーロッパに流入し、テロ細胞を形成する可能性があることは、彼らにとって最も恐るべき問題である」と付言した。
(後略)
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( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:32832 )