パレスチナ:ガザ地区における「がん」発症率が大きく増加
2014年02月05日付 al-Hayat 紙
■ガザ地区における「がん」発症率が大きく増加
【ガザ:本紙】
ガン患者支援機構はガザ地区において、がん患者の割合が前年度の2012年に20%増加したと伝えた。
ガザ市の「がん患者治療の援助と希望のプログラム」は、昨日(4日)の世界対がんデーに際して発表した声明の中で、「患者の増加、劣悪な生活状況、薬品の著しい不足の深刻さ」について指摘し、「2011年から20%の増加を記録したと報告された2012年の新しいがんの症例」について説明した。そして2012年の8月から、最低でも週に平均5つの新たな発症例を見るという注意すべき増加傾向を指摘した。
また、同プログラムは1350人のがん患者に対しサービスを提供していることが明らかにされ、「この数字は、ガザ地区での全ての症例を把握していないのではとの懸念をもたらすものである。なぜならば、新しい発症例のほとんどは女性の乳がん、幼児の白血病、男性のリンパ腺がんに分類されるためである」としている。
さらに、「2013年に報告されたがんの新しい症例は、女性が49.9%、男性が50.1%の割合になっており、そのうち死亡に至ったケースの割合は女性が45.8%、男性が54.2%である」と述べられている。
(後略)
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( 翻訳者:阿部光太郎 )
( 記事ID:32833 )